記念講演会開催しました
2013年6月10日 10:39 PM
雨の少ない梅雨。
と油断していたら、いきなりの台風情報です。
愛媛には13日頃に影響が出そうなのだそうです。
さて、昨日はおれんじの会の総会と、町なかサロン1周年を記念しての講演会でした。
国立がん研究センターがん対策情報センター長の若尾文彦先生を
講師にお迎えしました。
「がんと向き合う ~医療者との対話のヒント~」をテーマに
お話いただきました。
医療者と患者・家族の間にある見えない壁。
医学的知識を含め、情報量の差も、壁の一つです。
その壁を少しでも低くするために、がん対策情報センターでは
さまざまな情報をわかりやすく提供しています。
その活用法を学んだあと、
いよいよ医療者、特に主治医とのコミュニケーションについてのお話です。
先生のスライドから、ポイントを抜粋します。
1.できるだけ言われたことをメモにとりましょう。
2.質問することは、まったく恥ずかしいことではありません。
3.治療の説明など、あなたが重要な決定をしなくてはならないときは
先生に承諾をとって説明内容を録音させてもらいましょう。
4.もしどうしても質問しにくかったり、
質問する余裕や時間がなかった場合には
信頼する人に付き添ってもらうことも一つの方法。
昨日の参加者のお一人から
「これまで、主治医にはどうしても質問できなかったけれど
聞くことが大事だとよくわかったから
今月の外来は、勇気を出して質問をしてみようと思えるようになった」と
お電話をいただきました。
納得して治療を受けるために。
まず、自分から一歩踏み出してみたいものです。