治療と仕事
2013年6月16日 10:30 PM
きょうも暑い一日でした。
わたしが告知を受けたのは、1999年6月。
梅雨の合間の、良く晴れた暑い日でした。
病院の駐車場に出た時の、むぅっとした感じをいまもハッキリ覚えています。
さて、この週末は町なかサロンはフル回転でした。
昨日はピアサポーターの研修。
これまでの病院サロンでの経験から、対応が難しかった事例を振り返り
どうすればよりよいサポートが出来るのか?についてディスカッションを行いまやした。
引き続いて、おれんじの会の理事会です。
予定を1時間以上越えて、今年度の事業などについて話し合いました。
そして、きょうは『がん治療と仕事を考えるサロン』。
9人の方が参加してくださいました。
それぞれおの立場での悩みを語り合いました。
町なかサロンでは、今後、患者さんのための就労支援に取り組んでいきます。
キャリアコンサルタントなどの資格を持つピアサポーターが
セミナーや個別指導を行う予定です。
この問題に向き合っている方は、どうぞご相談をお寄せください。
がん患者の就労問題についてマスコミも関心を寄せています。
NHKでは、今週金曜日(21日)午後7時30分~『四国羅針盤』で放送される予定です。
告知を受けた14年前の夏。
生きがいだった仕事から切り離されたことは、
病気そのものにも増して辛かったことを思い出します。
医学が進歩して、副作用への対応も進み
治療をしながら働き続けられるケースも増えています。
厳しい病気を経験したからこそ、働ける喜びを再認識し
自分の役割を大切に考えられるようになる患者も大勢います。
病気になっても、自分の大切なものを失わないで済む社会になるために
立場を超えた取り組みが求められています。