未来の医療を担う人たちへ
2012年10月10日 9:20 PM
外で雨音がしています。
リレーフォーライフを控え、このあたりで雨が降っておいてくれればと、科学的根拠ゼロの安心材料を願っていましたが
その通りになりました。
天気予報では、週末は晴れマーク!
ひとつ楽になりました。
さて、きょうは愛媛大学医学部で講義に参加してきました。
医学部医学科、看護学科、そして松山大学薬学部の合同講義です。
チーム医療を学ぶ合同講義は4回目。
毎回、患者・家族の声を聴いていただいています。
今回は6人が参加させていただきました。
講義では、わたしから少し話をした後で、
去年旅立った副理事長 小野さんが遺してくれたメッセージDVDを見てもらいました。
「単にデータを伝えるだけでなく、患者の気持ちや様子を尋ね、患者がどういうふうに生きたいのかを聴いてほしい」
「人間としてお互いに関心を持つことが、コミュニケーションの基本。医療者、特に看護師には、自分の思いも患者側に伝え双方向で語り合えればいい」
そんなメッセージです。
全体講義のあとは、少人数のグループでディスカッション。
医学、看護学、薬学と立場の違う学生が、共に患者を支えていくにはどういうことが求められるかを語り合っていました。
ディスカッションでは、小野さんのメッセージをしっかり受け止めてくれている様子がうかがえて、とてもうれしいことでした。
学生たちが医療現場で中心になって仕事をする頃には、チーム医療が当たり前のことになり、患者・家族も含め、立場を超えて意見を交換しあえる環境になっていることを願います。