おいしいものへの喜び
2013年11月23日 9:27 PM
ボジョレ・ヌーボー解禁の日、わたしも楽しいお酒をいただいてきました。
おいしく食べて飲めることは、本当に大きな喜びです。
足かけ5か月の入院生活が終わり退院することになった日。
主治医から退院後の生活について説明を受けました。
「何かほかに質問は?」と聞かれ、
「あの…先生、お酒は飲んだらダメですよねぇ?」
「何言ってるの?これからまだ薬を飲むんですよ!!」と一喝。
退院後も経口の抗がん剤治療が3年間続くことになっていました。
3年間、主治医の言いつけを守りましたが、自分の誕生日に一口だけ飲んだことがありました。
そのときのワインのおいしかったこと。
食べられない、飲めないという経験をしたからこそ
おいしいものへの喜びが身に沁みるのです。