”こまちゃん”
2013年12月29日 11:14 PM
”こまちゃん”です。
わたしたちの仲間がフェルトで作りました。
モチーフは、愛媛県の鳥こまどりです。
もともとは、リレー・フォー・ライフのフラッグ用に仲間が描いてくれた絵があり
それを立体にしたものが、この人形(鳥形?)です。
手のひらに乗るくらいの小さなものです。
あまりにもかわいらしく出来たので、自分たちだけで楽しむのではなく活用しようということになり
小児がんに向き合う子どもさんたちにプレゼントすることになりました。
7月から町なかサロンで「こまちゃん倶楽部」を開いて製作を続けました。
患者さんやご家族など、病気に向き合った経験のある人たちが
子どもたちへの思いを込めて、丁寧に作り上げました。
ようやく完成した50体(50羽?)は
今月に入って愛媛県立中央病院、大学病院、松山赤十字病院へお届けしてきました。
松山赤十字病院のfacebookで紹介していただきました!
わたしが入院していた頃、同じフロアに小児科病棟があり
小さな手に抗がん剤治療用のルートを取った子どもを見かけていました。
大人でさえ辛い治療に小さな体で向き合っている姿を目の当たりにして、胸が痛みました。
現在、小児がんの治療成績は向上し
7割から8割の子どもは治る時代になったと聞きます。
しかし、成長期に強い治療を受けることで、後々さまざまな問題が起こってくることもわかってきました。
患者数が少ないために治療薬の開発や承認も進みません。
こうした小児がんの問題に、ようやく国は取り組みを始めたところです。
わたしたちも、小児がんの問題にも目を向け続けていきたいと思います。