子宮頸がん検診
2012年9月4日 9:21 PM
今朝は、朝一番の飛行機に乗るため5時起き。
新聞を取りに外に出ると、空気がひんやりしていました。
秋の気配を感じられて、少し得をした気分でした。
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きょうは子宮頸がん検診の話題を少し。
厚生労働省は、子宮頸がん検診に新たな方法を加えるかどうか、検討することになったそうです。
現在の検診では、子宮の入り口の組織を一部取って異常な細胞がないかどうかを調べています。
今後検討が始まるのは、子宮頸がんの原因であるウイルスの有無を調べる検査方法です。
若い女性に多い子宮頸がんを、できるだけ早く見つけて適切な治療をすることはとても大事です。
そのために最も有効な検診方法を科学的に検証し、証明されれば一日も早く運用されるべきです。
子宮頸がんを経験し、心身ともに辛い思いをしたわたしも、より有効な検診方法が確立することを心から願っています。
一方で、病気への誤解や患者への偏見・差別をなくすための取り組みも必要だと痛切に感じています。
子宮頸がんの原因であるウイルスは、性交渉を経て感染します。
そのために、性感染症であるという誤った認識がいまだに根強く残っています。
患者は、病気そのものの辛さに加え偏見や差別という苦しみも味わうことが多いのです。
検診の方法が見直されるときには、病気と患者への正しい認識が広まるための取り組みもなされることを願っています。