医療の質を考える
2014年3月1日 8:46 PM
きょうはPCAPS研究会に参加してきました。
Patient Condition Adaptive Path System=患者状態適応型パス です。
研究会代表である東京大学の水流聡子先生の言葉に
「PCAPS研究では、医療の質と安全保証の実現のために、品質管理工学における標準化とプロセス管理の概念を投入し
医療サービスという無形の対象の臨床プロセスを、可視化、構造化、標準化、IT化していきました」とあります。
ちょっと難しいのですが、
「患者それぞれの状態に対応した医療を、安全と質を確保して提供するためにシステム化し、それを見える化すること」
とわたしは理解しています。
水流先生のような工学系の研究者と医療者が携わってきた研究に
当事者である患者の視点を取り入れようということで、今回新たに「患者班」が設置されることになり
一般社団法人グループ・ネクサスの天野慎介さんと、わたしが参加させていただくことになりました。
安全で質の高い医療を受けたいというのは、患者の誰もが望むものです。
専門の研究者によって開発される「システム」に、患者の「思い」をどう反映させていくのか
とても難しい取り組みですが、貴重な機会をいただいたことに感謝して
これから取り組ませていただきます。