人の手のあたたかさ
2015年2月7日 10:06 PM
きょうの町なかサロン特別企画は「タクティールケア」。
スウェーデンで生まれたケアで
手を使って、相手の背中や手足をやわらかく包み込むように触れるものです。
愛媛で活動しているタクティールケア研究会の方をお招きしました。
ゆっくり時間をかけて、そっと触れること。
それがポイントだそうです。
背中だけで約10分間、ゆっくり丁寧に全体に触れていきます。
摩擦も何も起こしていないのに
される側の背中も、する側の手もポカポカとあたたかくなってきて
おだやかな気分になっていきます。
まさに「手当て」の原点の体験でした。
参加者の中に、医学部に進む高校3年生がいました。
夜になって届いたメールに
「直接触れることのパワーを知ったことは将来役に立つのではないか」と書いてありました。
人の手のあたたかさ。
家族でも、医療者でも、どんな関係であっても
そのあたたかさは大きな力をもたらしてくれるはずです。