患者の選択を支える
2015年2月21日 11:18 PM
きょうは、乳がんの治療にあたっている医師の勉強会に参加させていただきました。
近い将来の治療の在り方を考える勉強会で
「患者の選択をどう支えるか?」も一つのテーマでした。
どれだけ情報を提供するか?
その情報に、「治らない」「命にかかわる事態も想定される」ことが含まれるとき
どう伝えるのか?
患者の希望をどう聞き取るか?
価値観を共有するにはどうすればいいのか?
臨床心理士や看護師などチームで対応する取り組みや
患者が思いを記録して、それを医師と共有する提案などが紹介されました。
多忙を極める臨床現場で、医師がじっくり時間をかけてコミュニケーションをとるのは
現実では決して容易なことではありません。
それでも、参加している医師のほとんどが
誠実にこのテーマに向き合おうとしていることがよくわかりました。
近い将来、治療成績が向上するのとともに
患者と医師がしっかり価値観を共有し、”共に歩んでいく”医療が実現できることを
心から願っています。
ところで
出張で利用する松山空港に、最近こんなモノが…
「蛇口からポンジュース」のオブジェです。
これだけでなく、空港のあちこちからほのかにみかんの香りも漂います。
松山空港へお越しの方は、どうぞお楽しみに~。