わたしたちに出来ること
2015年3月11日 10:47 PM
3月11日です。
4年前のあの日、自分は何をしていただろうかと振り返る人も多いと思います。
わたしは、大学病院でのサロンの最中でした。
終わって帰るとき、車のラジオで地震を知りました。
後に、被災地でがん患者さんたちがどんな状況だったのかを聞きました。
避難所の体育館の片隅で治療を受けた人。
ウイッグも帽子も流されて、そのままの姿で避難所暮らしをしなければならなかった人。
必要な薬が手に入らなかった人。
どれほど過酷な状況だったか、想像もできません。
病院や薬局が被害を受ければ、カルテなどの治療記録が失われます。
震災の教訓として、そうした記録を遠隔地のサーバーに事前に避難させる取り組みも始まっているそうです。
システムの構築も重要ですが
私たち自身にもできることがあります。
自分の病名、受けている治療、使用している薬剤名
最低限これだけは自分で説明できるようにしておくこと。
患者として、家族として
自分たちに出来ること、すべきこととして考えておきたいものです。