”見送る”ということ
2015年6月7日 8:40 PM
ひさびさの食べ物写真。
秋田空港で食べた「きりたんぽラーメン」です。
やはり地元で食べるとおいしい…気がします。
あすは横手へ行きますので、横手やきそばが食べられるかな?
さて、地元での活動の報告です。
先週金曜は、八幡浜市で在宅緩和ケアの症例検討会に参加しました。
1つの症例をもとに、関わった医師、看護師、ケアマネージャーそれぞれが報告を行い
痛み止めの使い方、症状への対処法、精神的ケアなどについて意見交換を行います。
開業の先生方の診療が終わって、午後7時からの開催。
約1時間30分、活発な議論が続きました。
個人情報ですので、詳細は書きませんが
松山の総合病院でがん治療を受け、その後自宅へ戻って
家族に看取られて旅立ったケースが取り上げられました。
印象的だったのは、後日ケアマネージャーがご遺族から聞いたという言葉です。
「大変なときもあったけど、自分が見送ったという達成感がある」
病院だと、どうしてもケアの中心は医療者になります。
しかし、自宅だと家族が中心。
能動的に”見送った”という実感を得られるということかもしれません。
愛媛県内では、こうした在宅での緩和ケアの症例検討会が
八幡浜の他にも、大洲、今治、松山で開催されています。
わたしたちの町なかサロンでも
月2回、原則第2、第4金曜の午後に看護師の医療相談を行っていて、
在宅医療についての相談もお受けしています。
お気軽にご利用ください。
住んでいる地域に関わらず、望む場所で治療を受けながら過ごせること。
それが当たり前の社会になってほしいものです。