勝俣範之先生ご講演
2015年7月12日 10:41 PM
今月、町なかサロンを開設して3年を迎えました。
記念しての講演会に、日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科の
勝俣範之先生をお迎えしました。
治療法を選ぶとき、さまざまな情報をどう考えればいいのか?
科学的に情報を取捨選択するにはどうすればいいのか?
いわゆる「医療否定本」を例に挙げながら解説していただきました。
「超早期がんも進行がんになる可能性があり
進行がんも治療をしっかりやることで治ることも、延命できることもある。
ただし、治療と生活の質のバランスを考えることが必要。
自分が何を大切にしたいのかを医療者と話し合う中で
そのバランスを見つけていくことが大切。
そのためには、正しい情報を知り、
主治医に限らず良い味方を見つけること」
このような内容でした。
参加者の中には医学生の姿もあり
「患者から余命について尋ねられたらどう答えるべきか?」という質問が出ました。
勝俣先生は
「余命を尋ねることの裏側にある不安に目を向けるべき。
どんな不安があるのか?
なぜ、それを聞きたいのか?
患者の思いに耳を傾けるように」
と答えてくださっていました。
先生は、「医療否定本の嘘」(扶桑社)を出版されています。
関心のある方はお読みください。
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