未来の看護師へ
2012年2月27日 10:18 PM
夜の冷え込みが真冬のようです。
コートの襟を立てて歩いていると、空に美しい月。
寒さを忘れさせてくれるようでした。
きょうは、看護の専門学校での授業でした。
今月8日に続いて、2クラス目。
90分の授業の中で、去年旅立ったおれんじの会副理事長 小野光則さんのメッセージを録画したDVDを見てもらいます。
「検査結果など科学的な事だけを伝える医療でなく、患者がどう感じているのか、どう生きようとしているのかを聴く医療であってほしい」
「患者と医療者が、お互いに人間として関心を持つところから本当のコミュニケーションが始まる」
「50歳でも60歳でも、10歳でも、本人が納得した人生を送れれば、それが天寿」
旅立つ2週間前に病室で録画したメッセージです。
学生さんたちは、細かくメモを取りながら真剣に耳を傾けてくれました。
いつか臨床現場に出たときに、小野さんが遺してくれたメッセージが道を示し、背中を押してくれることと信じています。