息の仕方は”生き方” ~例会報告~
2016年1月11日 8:24 PM
各地で成人式が行われた連休。
数年前、わたしたちの仲間の女性も娘さんの成人式を迎えました。
この仲間に、がんが見つかったのは
まだ娘さんが3歳の時だったそうです。
余命半年の告知でしたが、治療が功を奏して
病気と向き合いながら17年を過ごしてきました。
そして、娘さんの成人式。
母としての思いは、どんなものだったでしょうか。
晴れ着姿の女性を見かけるたびに、この仲間と娘さんのことを思います。
さて、昨日は今年初めての例会でした。
四国がんセンター臨床心理士の井上美穂さんから
がんとこころ、気持ちの整え方についてお話ししていただきました。
この中で、「息」に気持ちを向けることの大切さを教えていただきました。
「息」という文字を分解すると、「自分」の「心」。
自分のこころの様子を表し
体の働きで唯一自分でコントロールできるもの。
深く、ゆっくり、自分の重心を感じながら息をすることを学び
後半では、参加者全員で呼吸法などを体験しました。
不安や辛いことがあると、無意識のうちに呼吸が浅くなっているのに気づくことがあります。
そんなときこそ、ふ~っと深い息をしてみること。
この1年、心がけてみようと思います。