患者がすべきこと
2012年1月25日 9:46 PM
ここのところのいくつかのご相談で、共通して感じたこと。
それは、患者にもすべきことがあるということです。
自分の治療の経過。
どういう治療を、いつ受けたのか?
どういう検査を受けてその結果はどうだったのか?
服用している薬は何か?
自分の体調の変化。
不調はいつごろからか?
どこが、どういうふうに、いつ頃変化したのか?
薬を飲んだらどうだったのか?
自分のカラダに起こっていることに対して、あまりにも無頓着というか、厳しい言い方をすれば無責任でいて、「医者は気付いてくれない」「もっと説明をしてほしい」と言うのはいかがなものかと思ってしまいます。
以前、ある患者会のリーダーがこう言っていました。
「自分の病歴、体調の変化についてA4サイズの紙1枚にまとめられること、5分で説明できること。そういう訓練を、日頃から患者もしておかなければいけない」
もちろん、副作用の厳しい治療の最中には無理です。
しかし、病状が落ち着いているときに、そういう”訓練”をしてみることは大事だと思います。
患者にも、家族にもすべきことがあります。