免疫チェックポイント阻害剤について
2016年7月14日 8:30 PM
最近ニュースなどでよく目にするようになった
「免疫チェックポイント阻害剤」
新たな治療法として注目されています。
現在、一部の悪性黒色腫と、一部の肺がんの患者さんにだけ
適応が認められています。
まだ新しい治療法であるため
厳しい条件のもとでの使用に限られています。
しかし、一部の医療機関の中に
こうした条件とは異なる方法で処方している事例があり
中には、副作用に適切に対応できなかった例も認められているそうです。
そこで、日本臨床腫瘍学会では
患者向けに注意喚起を行っています。
こちらのページの、7月13日発表の資料をご覧ください。
厳しい病状になった時に、新しい治療法があれば試したいのは
患者、家族の心情として当然のことです。
しかし、ホームページ上の巧みな言葉に
惑わされることがないようにしなければなりません。
主治医に相談すること。
主治医に言い難ければ、治療を受けている病院の相談窓口へ相談すること。
これが、自分と家族を守るために必要です。
なお、おれんじの会では
愛媛大学病院などと共催して、10月2日に
この新しい治療法について学ぶ講演会を予定しています。
近いうちに、このHPでもご案内いたします。