患者会の果たす役割
2017年1月16日 10:18 PM
年始からの風邪がようやく治り、声がまともに出るようになりました。
この厳しい寒さでぶり返さないよう、気を付けたいと思います。
さて、先週のことですが
厚生労働省の「がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会」に出席しました。
構成員は8人。
7人は医師で、わたしは患者・家族の立場です。
このように、国や都道府県のがん対策を検討する会議のほとんどに
患者会の代表者など、当事者が参画するようになりました。
2007年の「がん対策基本法」施行が後押しになったおかげです。
何に困っているのか、どんな対策が望まれるのか。
当事者だからわかることを伝えることは重要です。
しかし、経験や思いを言葉にして公的な場で伝えることは簡単ではありません。
国の会議の場合、傍聴席が設けられ、たくさんの目が注がれます。
発言は議事録としてすべて公開されます。
メディアで報道されることもあります。
周りの委員・構成員は専門家ばかり。
手に汗をかき、足が震えるような時もあります。
それでも
当事者としての発言の場を与えられたからには
しっかりと伝えていかなければならないのです。
患者会の果たす役割には、こうしたこともあるのです。
今月22日(日)に香川県高松市で開催される
「香川がんサミット」。
この中で「患者会の果たす役割」というテーマの分科会で
お話をさせていただきます。
https://www.pref.kagawa.lg.jp/kenkosomu/cancer/oshirase.html
香川の患者会の取組みなどを勉強させていただきます。