日本がん登録協議会学術集会 in EHIME
2017年6月9日 9:55 PM
第26回日本がん登録協議会学術集会が、昨日から松山市で開かれています。
がん登録データをがん対策、がん医療の向上にどう役立てるかについて
専門家が研究成果を報告し、議論する場です。
この中で、全国がん患者団体連合会理事長の天野慎介さんが
「new missions、a new hope 患者・住民側からの期待」という演題で
発表を行いました。
この中で天野さんは
小児がん経験者の次のような言葉を紹介しました。
「自分たちが経験した同じ痛みや苦しみを
後に続く患者さんにしてほしくない。
そのために自分たちのデータが活用されるのであれば
がん登録等を通じて活用してほしい」
わたしたちひとりひとりの罹患、治療などのデータが積み重なって
はじめてみえてくるがん対策の糸口があります。
確実に利活用されてこそ、わたしたちの「いのちがけ」の治療の記録が活かされるのです。
新たに、全国がん患者団体連合会と日本がん登録協議会が連携して、
がん登録データを活用するための事業に取り組むことも決まりました。
あすは、愛媛での取り組みについて
わたしも報告させていただく予定です。
後に続く仲間のために。
わたしたち当事者も知恵を出して取り組んでいく時代を迎えます。