緩和医療について考える
2017年6月25日 6:10 PM
23日~24日、横浜で
第22回日本緩和医療学会学術集会が開催されました。
参加者は過去最高だったとのこと。
医師だけでなく看護師、薬剤師、臨床心理士などが
体や心の痛みを緩和するための日頃の研究の成果を発表し、学ぶ2日間でした。
わたしも
「抗がん剤治療が終了するとどうなりますか?
~医療者が患者のためにできる最適な医療の在り方を考える~」という
シンポジウムに登壇させていただきました。
立ち見も出るほどビッシリの参加者。
それだけ関心の高いテーマだったようです。
わたしからは、仲間のメッセージをもとに
積極的な治療を終えるにしても、続けるにしても
患者の人生は続いていく。
その中での不安や希望を丹念に聞きとり
患者の望む医療を実現してくれる存在が望まれるということをお伝えしました。
そのためには「対話」が重要。
患者・家族と主治医との対話。
緩和ケア医の対話。
医療者同士の対話。
シンプルだけど、やはり「対話」がすべての基本だと思います。
この学会の初日、朝一番のセッションの途中に訃報を知りました。
それだけに、今回の学会では考えることも多く
まだ学んだことを整理できていません。
もう少し時間をかけて整理し
サロンなどでも共有し、仲間と一緒に
緩和医療について考えていきたいと思っています。