緩和ケアに”たどりつく”
2017年6月27日 8:26 AM
この2週間で3回目の東京出張。
これが終われば、怒涛のスケジュールが一段落します。
ほっ。
さて、朝日新聞デジタルのアピタルというページに
インタビューを掲載していただきました。
がん対策基本法から10年経過し
特に緩和ケアについて、患者・家族の立場から
その変化と今後の課題について語ってほしいとのことでした。
http://www.asahi.com/articles/SDI201706228234.html?iref=com_apitop
改めて読み返して気付いたこと。
緩和ケアに”たどりつく”という表現。
本来、緩和ケアとは診断時から受けられるのが当然のものなのですが
現実はなかなかそうなっていない。
患者や家族が、医療者に遠慮しながら、顔色をうかがいながら
「不安でしかたないんですが…」
「どうも痛みがあるような気がして…」と言わなければならない状況。
苦労して、悩んで、やっと”たどりつく”のではなく
自然の診療の流れの中で、普通に受けられるケアとなるように
県のがん対策基本計画の策定をする今年度は
本腰を入れて取り組んでいかなければ!