がん哲学外来
2017年8月12日 9:26 PM
お盆休みの方も多いと思います。
中には10連休という人もいるとか!
そのお休み初日にあたる昨日、おれんじの会例会を開催しました。
講師に順天堂大学大学院教授の樋野興夫先生をお招きしました。
がん哲学外来という、それまでになかった新しい取り組みを始め
たくさんの著書もある樋野先生のお話とあって
70人を超える方が参加してくださいました。
まさに哲学的なお話でしたので
ここで再現する力は持ち合せませんが
「解決できなくても解消を」という言葉が印象に残りました。
病気がすっかり治ってしまうという「解決」は無理でも
共感してくれる存在があれば「解消」にはつながるのではないか?
「わたしはここにいます」と言ってくれる存在。
共感してくれる存在。
そして、それはすぐ側でなく、少し離れた場所で
後ろから見守る存在でいいのだというようなお話でした。
講演会が終わった後に
「あの話はこういう意味よね?」
「あの例えは、こういうことを指していたはず」など
感想を言い合いました。
こういう対話こそが「がん哲学」なのだと思いました。
四国がんセンターでは、対話の場「坂の上の雲 暖だんカフェ」を
定期開催しています。
http://www.shikoku-cc.go.jp/support/schedule/2017/08/10-1331.html
愛媛県内では新居浜でも定期開催しているそうです。
その情報もまたご紹介します。