経験を役立てるために
2018年1月15日 9:38 PM
おれんじの会では、ピアサポート活動を2009年から行っています。
ピアとは仲間の意味。
患者や家族としてがんに向き合った経験があって
一定の研修を受けた人をピアサポーターとして登録し
病院サロンや町なかサロンで活動しています。
その研修の一環として「自分の経験を語る」をテーマに
勉強会を開催しました。
ピアサポーターをしていると
「あなたはどんな治療をしたの?
どんな副作用があったの?」など
経験を尋ねられる場面も多くあります。
そんな時に、何に注意して語ればいいかを学ぶ勉強会です。
講師は、がんサポートかごしま理事長の三好 綾さんです。
サロンやがん教育の場などで、自らの経験を語る機会の多い三好さんから
さまざまなお話を聴かせていただきました。
誰のために伝えるのか?
どんな話が求められているのか?
わかりやすい言葉で伝えているか?
など基本的なことを振り返る機会となりました。
自分の経験を振り返り
その時の感情を思い出すのは楽な作業ではありません。
また、改めて言語化すると
辛さや恐怖が甦ることもあります。
それでも、自分たちの経験と乗り越え方を伝えることが
少しでも次の方々のお役に立つのなら。
そう願って、みんなで一緒に学んだ時間でした。