4月9日に思うこと
2019年4月9日 10:24 PM
桜の木の下を通る時、舞い散る花びらに囲まれました。
まさに、桜吹雪。
長く楽しめた今年の桜も、いよいよ見納めのようです。
さて、きょう4月9日に思うこと。
4月9日は数字の語呂合わせで「子宮の日」だそうです。
子宮頸がんに関する啓発活動なども行われたようです。
若い女性に多い病気でありながら、なかなか関心を持ってもらえない。
何とかしてキッカケを作って情報を伝えたい、検診を受けてほしい。
この考え方には、子宮頸がん患者として賛同します。
でも、違和感が拭えない。
病気のために失った子宮。
それは臓器を一つ失くすだけではなく、子どもを持つ機能を失うということ。
治療終了から長い年月が経っても、重荷としてわたしの中に居座り続けています。
それを語呂合わせで用いられることの違和感。
まして4と9は、良い意味合いとして受け取れない人も多い数字です。
繰り返しますが、がんの早期発見に関する啓発は大事です。
しかし、その啓発する社会には、
先に病気を経験して痛みを抱えた当事者がいることを忘れてはならないと思うのです。