共感すること
2011年3月26日 9:56 PM
きょうは今治で「ピアサポーター養成セミナー」を開催しました。
患者や家族として病気に向き合った経験を、後に続く人のために役立てたいという方々24人が参加してくださいました。
セミナーの講師は3人。
20代で乳がんを経験し、現在は地元鹿児島で患者・家族を支援する活動をしている三好綾さん。
夫の闘病を支えた、おれんじの会副理事長の宮内美奈子さん。
そして、卵巣がんの経験を経て医療ソーシャルワーカーとして復職した松岡誠子さん。
痛み、苦しみ、孤独を経験したからこそ、仲間による共感が支えになることを痛感している3人が、サポーターとして活動するための心構えや、傾聴の技術などを伝えました。
セミナーに引き続いて、患者・家族サロンを開きました。
ご家族の厳しい状況を涙ながらに語る参加者の話に、同じ病気の経験者が寄りそい、家族を亡くした人の後悔の思いに同じ経験者が耳を傾けました。
わずか1時間の交流の時間でしたが、帰るときのみなさんの表情はとても穏やかにみえました。
こういう場が広がっていくことを心から願い、その一助になれるよう一層がんばらなければと思いを新たにしました。