鍋焼きうどんの思い出
2011年2月8日 10:39 PM
きょうは、東京築地の国立がん研究センターへ。
あるセミナーの打ち合わせです。
待ち合わせまで時間があったので、19階にあるレストランでコーヒーを飲むことにしました。
東京タワーとスカイツリー両方を見ることができました!
(さすがに病院のレストランで外の様子を撮るのは遠慮しました)
お昼を少し過ぎた時間でしたが、ほぼ満席。
パジャマを着た患者さんの姿もみられました。
思い出したのは、私の入院中のことです。
当時の四国がんセンターには、レストランというよりは食堂と言ったほうがピッタリくるお店がありました。
11年前ですが、そこだけ昭和から時間が止まったままのような雰囲気。
思い出は、鍋焼きうどん。
まだ抗がん剤治療を始める前に食べて、懐かしい味でとても美味しかったのです。
治療の副作用で何も食べられなかったときに、このうどんなら、と思って挑戦しましたが、残念ながら半分も食べられませんでした。
それからは、この食堂の鍋焼きうどんが食べられるかどうかが、回復のバロメーターになりました。
病院移転に伴い「食堂」は姿を消してしまいました。
国立がん研究センターでコーヒーを飲みながら、久しぶりにあの味と、「早く家に帰って自分で料理を作りたい」と願った日々を思い出しました。