『大丈夫。』
2011年1月17日 9:54 PM
きょうも寒い一日でした。
きょうは映画のご紹介です。
昨日のイベントで上映された『風のかたち』の監督 伊勢真一さんの最新作は『大丈夫。』
小児科医細谷亮太さんの姿を追ったドキュメンタリーです。
予告編はこちらhttp://www.youtube.com/watch?v=NODPucGnPWs
細谷さんは診察室で「大丈夫」と言います。
患者・家族の多くが医療者から「大丈夫」という言葉を聞きたいと言います。
厳密に「大丈夫」でなくても、ひとこと安心できる言葉を聞きたいものなのです。
でも実際の医療の現場で、その言葉を聞くことはまずありません。
逆に「こんな副作用があります」「後遺症が残るかもしれません」「最悪の場合は…」と聞きたくない説明ばかりです。
前向きになろうとする気持ちも萎えてしまいます。
昨日、映画『大丈夫。』の話を一緒に聞いていた医師がこう言いました。
「僕は、大丈夫と言える医療を取り戻したいんですよ」
大丈夫と言える医療。
患者・家族と医療者が信頼し合い、同じ方向を見て進んでいける医療。
とても大事なテーマを与えられた気がしています。