医療者のための緩和ケア研修会
2021年5月23日 10:00 AM
町なかサロン入口のフェイジョアの花が咲きました。
対面での活動を休止しているので
訪れてくれる人に見てもらえないのが残念ですが
そんな人間の思いとは関係なく、
いつもの年と同じように咲く姿に力づけられるようです。
さて、昨日は今治へ。
済生会今治病院で開催された「緩和ケア研修会」で
がん体験者としての思いをお伝えしてきました。
「緩和ケア研修会」は
がん医療に携わるすべての医師が基本的な緩和ケアを身につけることを目的に
国の事業として開催されているものです。
医療用麻薬やさまざまな症状緩和についての知識を学ぶだけでなく
コミュニケーションについてのロールプレイも含まれます。
この中に、がん体験者のコメントを取り入れることが望ましいとされています。
患者・家族がどんなつらさを抱えていて
どのような対応を望むのか。
「講演」ではなく、あくまでも「研修」の一環としてお話するのは
かなり難しいことです。
旅立った仲間の言葉や、患者体験調査の結果などを踏まえ
明日からの診療の場で少しでも役立つようにと思いつつお話しました。
もちろん、最終的な目的は
これからの患者さんやご家族のつらさが緩和されることです。
少し先を歩いたわたしたちの役割と思い
これからも、伝え続けていきます。