NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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問われる民力

2010年11月27日 10:03 PM

全国的には沖縄県知事選が話題となっていますが、愛媛も政治の季節です。
あす県知事選挙と松山市長選挙が同時に行われます。

がん対策に取り組むようになって、政治家にお目にかかる機会が増えました。
がん患者・家族の置かれている環境をより良いものに変えていくには、やはり政治の力が必要だからです。

国会議員との意見交換会にも何度か参加しました。
医療問題に関心があって会にご参加の議員の方々ですから当然のことではありますが、真摯な態度、厳しい着眼点、そして迅速な行動には驚かされます。

「こういうデータがあるが、ここはどう感じますか?」
「自分はこの点を問題だと思っていますが、関係するデータをお持ちですか?」
「患者団体からこのような要望が出ていますが、必要性を裏付けるものは何がありますか?」

海外の好事例や、さまざまなデータがすらすらと出てくる事も少なくありません。
情報提供から日を置かず、制度が改善された例もありました。

私は直接お目にかかる機会がありませんでしたが、山本孝史議員は、がん治療を続けながら「がん対策基本法」成立に尽力されました。
まさに命懸けの闘いでした。

国会議員であれ、県知事であれ、また市長であれ、人々の生命と財産を守り、より良い暮らしに導いていく責任があります。
そのために必要なものは何でしょうか。
雰囲気や笑顔で政治はできません。

民力が問われています。

 

 
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