医療者の育成
2010年11月7日 10:14 PM
おれんじの会例会でした。
テーマは「がん医療を支えるプロフェッショナル」
医師、看護師、薬剤師、理学療法士から、がん医療を支えるための取り組みなどについて紹介していただきました。
最近ではどの職種にも認定制度が設けられ、専門知識と高度な技術を備えた”プロフェッショナル”が存在します。
しかし、まだまだ数は十分ではなく、多くは都市部の病院に偏在しています。
愛媛でも専門職は限られています。
「医療者の育成と適正な配置」はとても重要ですが、さまざまな課題を抱えています。
例えば、学会に参加し学ぼうと思えば、その費用は個人負担で休日を潰して参加するしかないと聞きます。
専門資格を取るために大学院に通う場合の費用も安くはありません。
また、せっかく専門資格を取ったとしても、勤務先での評価につながらないこともあるそうです。
私たち患者・家族は、高い専門性を備えた医療者を求めがちですが、同時にそうした医療者が育成される環境整備についても考えてみるべきではないかと思っています。