患者のためのがん対策
2010年8月28日 9:00 PM
厚労省の今年度新規事業として「がん対策評価・分析事業」が行われることになりました。
これは国の「がん対策推進基本計画」に基づく対策が、当初の目的通り”患者を含めた国民の視点に立った”ものになっているかどうか、問題点、改善点などを明らかにしようという取り組みです。
法学、マスコミ、医療の代表の方々と共に私も委員の一人としてこの事業に取り組むことになり、その第1回会議が昨日行われました。
来年3月まで作業、会議が続きます。
地元愛媛では、きょう「がん診療連携協議会」が開催され、がん拠点病院を中心としたさまざまな取り組みについての協議が行われました。
来週火曜には「愛媛県がん対策推進委員会」が開かれます。
現在のがん対策の礎を築いたのは、自らが病気と向き合いその厳しさを訴え続けた多くの先輩患者のみなさんでした。
寒風の中街頭に立ち、まさに命を削りながら、患者・家族の視点に立った対策の充実を訴え続けたあの姿を決して忘れてはならないと、思いを新たにしています。