「体験を共有し、共に考える」ということ
2024年3月29日 4:23 PM
松山では最高気温が20℃を超え、動くと汗ばむような一日でした。
やっと開花した桜も慌てているかもしれません。
さて、24日に鳥取、27日に香川へ出張へ行ってきました。
鳥取大学医学部附属病院がんセンターの市民公開講座と
香川県ピアサポーター養成研修です。
鳥取の市民公開講座では
「患者力で仲間を支える」というタイトルで
愛媛でのピアサポートの取り組みをご紹介してきました。
香川県のピアサポート研修は、実際に活動している方などを対象としたフォローアップでした。
ピアサポートとは
「体験を共有し、共に考える」とされています。
※厚生労働省委託事業 がん総合相談に携わる者に対する研修事業 テキストより
私自身、治療中の大きな支えとなったのは
同室で一緒に治療している患者さんたちの存在でした。
同じように副作用に苦しみ、先への不安を抱えながら過ごす人からの
ちょっとした声掛けや励ましに、どれだけ救われたかわかりません。
国も、がん対策推進基本計画の中で
同じ経験を持つ者によるサポートの重要性を明記しています。
それぞれの地域の特性に応じての活動が
これからも拡がっていきますように。
そして、愛媛での活動を、時代に合わせてより良いものにしていけるようにと
年度末に改めて思っています。