沖縄県がん対策推進条例
2010年6月13日 8:05 PM
腰が痛くなるほど寝ました。8時間。
昨日の病院での3時間と部屋に戻ってからの3時間を併せると14時間!
おかげさまで、昨日の不調がウソのように回復しました。
何人かの方から心配するメールをいただきました。
ありがとうございました。ご心配おかけしてすみませんでした。
さて、きょうは沖縄のがん対策を考える「タウンミーティング」に参加しました。
患者・家族、医療者、行政、政治などさまざまな立場の方が集まり、沖縄のがん医療の現場で何が足りないのか、どのような対策が望まれるのかを話し合いました。
いま「沖縄県がん対策推進条例」制定に向けて準備が進んでいます。
離島を抱える事情、経済的な問題、医療資源の不足など沖縄特有の問題に対応した条例案が出され、検討されています。
今回の滞在中に沖縄の患者・家族のみなさんの声を聞き、いろいろな問題があることを知りました。
離島に住むある患者は、診断されてから10年、周囲のだれにも病気のことを話していなかったそうです。
いまだに差別と偏見が根強く口にできなかったと言います。
治療のために離島から本島に来るには飛行機を利用しなければならず交通費だけで数万円の出費。
数百円払って地下鉄に乗れば、いくつもの医療機関を選択できる都市部とは全く違う問題をかかえているわけです。
もちろん、都市部にも都市部ならではの問題があり、恵まれている場所はないのかもしれません。
だからこそ、それぞれの地域の実情に合わせた「拠り所」となるような条例が必要なのではないでしょうか?
今回、一足先に条例が制定された愛媛の患者会としてお招きを受け、愛媛の状況をお話させていただきました。
改めて、愛媛で条例があることの意味、そしてこれからどうするのかを考えさせられました。
スコールのような激しい雨に見舞われたり、救急で点滴を受けたり、なかなか忘れ難い思い出をもらった沖縄の旅。
たくさんの写真はあす以降ご紹介しますので、お楽しみに。