タイルを眺めながら
2010年5月19日 9:40 PM
いつまで続くんだろう。
いつになったら普通の生活に戻れるんだろう。
いろんな担当の人が分業して進めるらしい。
でも、どうも連携がいまひとつみたい。
今更だけど、他所と比較してみたほうがよかったのかなぁ。
一昨日から続いているリフォーム工事を眺めながら考えたことです。
この感覚、何かに似てますよね。
そう、治療を始めてから感じることに似ています。
始める前にちゃんと説明を聞けばよかったのですが、聞いてもどうせわからないからとお任せしてしまいました。
がん治療も同じ。
相談をお受けしていてよく耳にするのが「先生の説明は聞いてもどうせわからないんだから」という言葉です。
「いえいえ、ご自分のためですから、わからなければ聞き返してもいいんですよ」といつもお答えしていました。
でも、自分がリフォームをすることになって気付きました。
基礎知識のないこと、難しいことは聞きたくないし、聞いても理解するのはとても大変だということ。
何をきけばいいのかさえ、わからないこと。
そして、わからないと不安だということ。
お風呂のリフォームはやり直しが出来ます。
がん治療は「もう一度」はありません。
どうやって知識、情報をわかりやすく伝えればいいのか?
貼られたばかりのタイルを眺めながら考えています。