医療連携
2010年1月20日 10:20 PM
きょうはあたたかな一日でした。
松山では最高気温が19℃。
日中は、寒がりの私でも暖房をつけずに過ごせました。
庭の紅梅のつぼみの赤みが急に増してきました。
昨日の記事でも書いたとおり、きょうは叔母の診察日。
3年前に放射線治療を受け、その後半年に一度の経過観察が続いています。
駅へ迎えに行くと、どうも歩き方がいつもと違ってみえました。
聞くと、膝の痛みが最近ひどくなってきたとのこと。
整形外科を受診しているのですが、加齢からくるもので、治すよりも付き合っていくしかない症状なのだそうです。
その痛い膝を抱えて片道3時間の通院。
半年に一度とはいえ、なかなかしんどいはずです。
そのことを知った主治医から「じゃあ近くの病院に紹介しましょうか?」と言ってくださったのですが、叔母は間髪を入れず「いいえ!先生にお願いします」とキッパリ。
帰りの車の中で「やっぱり大きい病院じゃないとねぇ」と言っていました。
そうですよね。これが患者の本音ですよね。
大きな病院で、できれば主治医も替えたくない。
でも医療行政の流れは医療連携へ。
いわゆる大きな病院は手術や大掛かりな検査、入院を引き受け、経過観察や通常の検査は地域のクリニックで。
これはがん領域も同じです。
効率よく、緊急性の高い患者に必要な医療を提供するために連携が必要だということは理解できます。
しかし、だからと言って患者・家族の不安は置き去りでいいということにはなりません。
患者・家族が安心できる医療連携とは何か?
これも考えていかなければならない課題です。
叔母は幸い異状なしでした。ホッ。