NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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バイキンマンのばんそうこう

2009年12月4日 8:38 PM

高校時代の同級生が、松山市内のある小学校でPTAのお世話役をしています。
彼の紹介で、来年1月に保護者の方を対象にお話をさせていただくことになりました。
その打ち合わせに行ってきました。
演題は『がん患者からのメッセージ~大切な家族のために知っておきたいこと』
自分自身の体のこともそうですが、妻や夫、そして子どもたちのいのちを守るために知っておいてほしいことをお話する予定です。

そんなわけで、小学校というところへ本当に久しぶりに行きました。
休み時間になわとびをしている風景や、給食の匂い…。
ちょっとノスタルジックな気分になりました。

話変わって。
数日前、テレビでこんな話題を伝えていました。
高知県のある町で、やなせたかしさんとの縁で建てられたバイキンマンの像の角が壊されてしまったそうです。
その事を知った町の人たちから修復にと募金が寄せられているという話題。
それだけでもちょっといい話なのですが、私がこころ和んだのは、壊されたバイキンマンの頭に大きなばんそうこうが貼られていたことです。
優しさと、ちょっとユーモアが感じられます。

きっと壊されているのを見たときには悲しかったり怒ったりする気持ちがまず起こったと思いますが、それを優しさとユーモアに換えた人のこころの広さ!
何だかとても温かい気持ちになりました。

上智大学名誉教授で、死生学を日本に広めたアルフォンス・デーケン先生は「にもかかわらず、笑う」こと、ユーモアの大切さをいつも語っていらっしゃいます。

どんなときにもユーモアを忘れない。
そうありたいなぁ。

 

 
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