すべての女性のために
2009年12月2日 8:53 PM
きょうもよく晴れた一日でした。
松山城のある城山の紅葉の美しさが際立つ青空でした。
さて。
『HIV』は多くの方がご存知だと思います。AIDS発症の原因となるウイルスです。
では一文字違いの『HPV』はどうでしょうか?
ヒトパピローマウイルスの略で、子宮頸がんの発症と関わりがあります。
「えっ?子宮頸がんってウイルスが原因?!」と疑問を持った方は
http://allwomen.jp/ をご覧ください。
ウイルスや子宮頸がんの事がとてもよくわかるサイトです。
私が子宮頸がんの告知を受けた10年前には、「ウイルスが原因という説もある」という程度の情報しかありませんでした。
しかし、その後研究は大きく進みました。
100種類ほどあるといわれるHPVの中で、どの種類ががん発症に関わっているのかがわかってきました。
ウイルスですから、インフルエンザと同じでワクチンである程度予防できることも証明され、そのワクチンも開発されました。
世界の多くの国で既に予防接種が行われています。
日本でも今年10月に承認されました。
残念ながら私には間に合いませんでした。
でも、現在、子宮頸がんは「予防できるがん」になったのです。
現在を生きる女性には、手段があるのだから予防して欲しい!と切に願います。
若いときに子宮を失うということは、子どもを持つ可能性を失うことです。
私は病気になる前には”産まない”ことを選択していました。でも病気で”産めない”身体になったとき、目に映る風景は大きく変わりました。
すべての女性に知ってほしいのです。
子宮頸がんは予防できるがんなのです!
子宮を失うだけでなく、残念ながら旅立っていった仲間の思いも共に、このメッセージを伝え続けようと思っています。