ブラジャーにみる地域格差
2009年11月23日 10:03 PM
世の中は3連休。
でも患者・家族に休みはありません。
きょうは病院へ3人の方を訪ねてきました。
そのうちのお一人は、6日前に乳がんの手術を受けたAさんです。
退院を前に、ブラジャーの試着中でした。
全摘をしたので、それなりのものが必要になってくるわけです。
看護師さんが試着に立ち会い、選ぶ際の注意点などを説明してくださっていました。
でも、残念ながら病院にサンプルで置いてあるものは数点だけ。
いろいろと比べて、自分の体や好みに合わせて選ぶ、ということはできません。
Aさんは、なかなかピッタリくるものがなく少し考えてみることになりました。
女性にとって、下着選びは楽しみの一つです。
病気を理由に、その楽しみを奪われてはいけません。
アメリカの病院では、院内にがん患者のための下着を扱うコーナーがあると聞いたことがあります。
日本でも東京や大阪などの都市部であればそういう専門のショップがありますが、松山では残念ながら院内で数点のものを試着するしかないのが現状です。
こんなところにも地域格差があるわけです。
取り組まなければならない課題をまた一つ見つけました!