NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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薬剤師の仕事

2009年11月20日 11:18 PM

今夜は、病院薬剤師会の研究会でお話をさせていただきました。
病院で働いている薬剤師を中心に100人ほどの方が参加なさっていました。
私個人の経験、おれんじの会の活動、緩和ケアに関するアンケート結果などについてお話してきました。
この研究会で患者の声を聞くのは初めての試みだそうです。
私の話の内容の良し悪しは別として、このような機会を設けていただいたことに感謝しています。

10年前、私が入院していたころには病棟に薬剤師が訪ねてくることはありませんでした。
薬の説明は主治医と看護師から聞いただけで、それは十分といえるものではありませんでした。
現在は、多くの病院で薬剤師がベッドサイドを訪れ薬についての説明や相談に応じてくれるそうです。
外来で治療をしている患者からは、院外の調剤薬局の薬剤師にいろいろな話を聞いてもらうことで救われている、という話をよく聞きます。

患者・家族にとって、以前と比べると身近な存在になってきた薬剤師ですが、特に病院で働く薬剤師がどんな仕事をしているのかを、私たち患者・家族はあまり知りません。
例えば点滴で投与される抗がん剤の調剤が、どんな場所でどんな手順で行われているのか?どんな注意が払われているのか?
いつか、勉強会で取り上げてみたいテーマです。

またひとつ、医療者と患者とをつなぐ道筋が増えました。

 

 
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