NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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きょうの例会

2009年11月7日 8:37 PM

きょうは第19回例会でした。
免疫療法をテーマとしたところ、やはり関心が高く参加者は約90人。
これまでの勉強会で最多参加数でした。

愛媛大学の浜川先生から、免疫療法の基礎、具体的な治療法、成績、課題などを学びました。
とても難しい話を、一般の参加者にもわかるように、尚且つ誤解がないように話す、というのは易しいことではなかったと思いますが、大事なポイントは繰り返しお話いただきよく理解できました。
とはいえ、ここで再現して誤解が生じるといけないので、どんなお話だったのかは記しません。悪しからず。

会の後で、ある患者さんから話しかけられました。
この方は抗がん剤治療を受けるかどうするか迷っている方です。
副作用への不安と抵抗感が強く、なかなか踏み出せないでいます。

抗がん剤治療にしても、免疫療法にしても、治療を受ける前に自分にとっての効果と不利益とがハッキリ提示されることは現代の医学ではあり得ず、ある意味「イチかバチか」で踏み出すしかないのが現状です。
それを患者が決めなければならない、しかもやり直しがきかないというのは本当に酷な事です。
でも、現状がそうである以上、その中で選択していかなければなりません。
どう生きるのか?
その答えを出すのは本当に難しいことです。
例会が終わり帰って行くみなさんの背中を見ながら、何とも言えない無力感にとらわれてしまいました…。

でも、免疫療法にしても何にしても、がんの研究が日進月歩で進んでいることは間違いありません。
いつの日か、必ずがんで苦しむ人がなくなる日がくることを願い希望を持ち続けていくことが大事ですね。
今後も、勉強会では最新の研究について学ぶ機会を持ちたいと思います。

 

 
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