誰のために仕事をするのか?
2009年8月30日 11:21 PM
うっかり開票速報に夢中になっているうちに、ブログの更新を忘れるところでした。
きょう午後、緩和ケアを考えるセミナーに参加してきました。
四国各地での医療者の取り組みが発表されました。
この中で、松山ベテル病院の在宅療養支援センターの吉田美由紀看護師の発表が印象に残りました。
地域緩和ケアシステムの目的を、「患者・家族が納得した医療を受け、納得した療養生活を送り、納得した人生の最期を過ごすことができる」ことだとしました。
そもそも医療は誰のためのものでしょうか?
患者・家族のためのものであることは明らかです。
であるはずなのに、時々、医療者のためのものかと思うような発表に出会うことがあります。
どうすればスムーズな診療体制が実行できるか?
スタッフの負担を少なくするにはどうすべきか?
もちろんそれも大事ですが、大前提は患者・家族のためにあるべきです。
医療も政治も、いったい誰のためのものなのか?
そこを見誤らないでほしいものだと思います。