ヒロシマ、ナガサキに思うこと
2009年8月9日 8:30 PM
梅雨も明けて立秋も過ぎたのに、また松山では大雨が降りました。
いまはやんでいますが、あすには台風が接近するとか。
こうなるとギラギラの太陽やセミの大合唱が恋しくなります。
人間は勝手です。
きょうは、松山赤十字病院が主催する勉強会に参加してきました。
テーマは「がんの時代を生き抜くために」
赤十字病院で取り組んでいる最先端の治療法や、がん患者・家族を支える取り組みなどが紹介されました。
荒天にもかかわらず、愛媛県県民文化会館サブホールがいっぱい。数百人以上は参加していたと思います。
関心の高さをうかがわせる勉強会でした。
これは吉永小百合さんが詩を朗読したCD『第二楽章』です。
収められている詩は、すべて原爆をテーマにしたものです。
ジャケットに描かれているのは広島の原爆ドーム。
吉永さんは、かつて主演したドラマ「夢千代日記」でいわゆる”被爆二世”の芸者を演じました。
それがきっかけとなり、こうした詩を朗読する活動を続けています。
数年前に、吉永さんの朗読会のチケットを手に入れることができました。
美しい横顔に目を奪われたのは最初のうちだけ。
あとは詩の内容に引き込まれていきました。
このCDの中の作品を紹介します。
2歳で被爆した女の子が、小学3年生になって書いた詩だそうです。
おとうちゃん
にぎやかな広しまの町
そこでしんだ、おとうちゃん
げんばくの雲にのっていったおとうちゃん
おしろのとこでしんだ、おとうちゃん
わたしの小さいときわかれたおとうちゃん
かおもしらないおとうちゃん
一どでもいい、ゆめにでもあってみたいおとうちゃん
おとうちゃんとよんでみたい、さばってみたい(抱きしめたい)
せんそうがなかったら、おとうちゃんはしななかったろう
もとのお家にいるだろう
にいちゃんのほしがるじてんしゃも
かってあるだろう