六位一体の取り組みを求めて
2009年6月19日 9:00 PM
愛媛県議会に発足した「がん対策推進議員連盟」
この議連が主催して『がん対策推進にかかる懇話会』が昨日開かれました。
さまざまな立場の人が参加し、がん対策について話し合おうというもので、議連の役員をつとめる8人の県議会議員のみなさんをはじめ、医療者、行政担当者、経済団体、患者・家族が一同に会しました。取材に来ていたマスコミも含めると6つの立場が集まったことになります。このような会は、愛媛では初めて持たれました。
はじめに、日本医療政策機構の埴岡健一さんが『がん対策の現況と課題~愛媛のがん対策には愛がある?~』と題して基調講演を行い、その後意見交換が行われました。
がんに関する条例の制定や、がん対策に役立てる基金の設立などの案が出されました。
具体的な検討はこれからですが、でも一番大変な最初の一歩は踏み出せました。
これからも患者・家族の立場から知恵を出し、声を出して一緒に取り組んでいこうと思います。
参加した21人全員が、愛媛のがん医療を良くしたいという思いでは間違いなく一致しています。ただ、それぞれの立場で、どこに重点を置くのか、どういう取り組みをするのかについては当然違いがあります。
その違いを認識し、それぞれの立場の得意分野を生かし合っていけるようになれば愛媛のがん対策はぐっと前進するのではないかと思います。