NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

いのちについて考えてみる

2009年6月11日 8:29 PM

ファイル 182-1.jpg

ご近所の庭の紫陽花です。
昨日の雨で、ちょっと潤ったでしょうか。

美しい花の後に、硬い話題で恐縮です。
国会では臓器移植法改正法案の審議が行われています。
4つの案が提出されていますが、そのうちの2つは2007年に出されたものだそうです。つまり3年間もたなざらしになっているわけです。
人のいのちに関わる大事な法案だから慎重に審議をしているということかもしれません。
しかし、その審議をしているはずの国会本会議の様子をニュースで見て驚きました。
多くの議員がうたた寝をしているのです。
火曜日の映像でしたので、週末地元での選挙活動で疲れていたのかもしれませんが、こんな大事な法案審議なのに!
党首討論での凄まじく下品なヤジ合戦を展開した議員は、この審議の場では何をしていたのでしょうか。

今回の改正のポイントのひとつが子供の臓器移植です。
日本では行えない子供の臓器移植。
移植以外に治療法のない重い病気を抱えた子供は海外へ行くしかありませんでした。しかし、その海外での移植についても自粛を求める世界的な動きがあります。
いまこの瞬間にも、道を閉ざされ悩み苦しむ家族があることを思います。

ここで臓器移植法改正案の内容について、また人の死の定義について論ずるものではありません。
ただ、私たちも、他人事としてではなく人の「死」や、子供のいのちについて考えてみる必要があると思うのです。

大きな選挙を控えています。
私たちが選ぶべきは何なのか?
この国の政治は、私たち国民のいのちにどう向き合うのか?
考え選ぶのは私たちです。

 

 
ページトップに戻る