NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

がんフォーラム

2011年2月13日 9:34 PM

また寒さが戻ってきました。
あすは四国の各地にも雪マーク。
でも、住宅街を通ると、桃なのか梅なのか小さいけれど春を感じさせる花が咲いているのを見かけるようになりました。

さて、昨日は「愛媛がんフォーラム」が開かれました。
暴風と雪という荒天で、参加する方の足が心配されましたが約80人の方が参加してくださいました。

前半では、「愛媛県がん対策推進条例」の紹介、県のがん対策事業の取り組み、拠点病院での取り組み、そして「がん患者満足度調査」の報告が行われました。

後半では、会場のみなさんに協力していただき、その場での意識調査を行いました。
「条例を知っていたか?」
「相談支援センターを利用したことがあるか?」
「今後充実させてほしい対策は?」などについてアンケートマシンを使って回答をお願いしました。

早期発見のための検診から治療までのスムーズな流れを作る仕組みや、医療者の充実などについて意見が出されました。

どの問題も一朝一夕に解決できるものではありませんが、患者・家族のみなさんのナマの声を、行政や議員、医療者が共有することはできたと思います。
今後、どう実現に近付けていけるかを共に考えていきたいと思います。

このフォーラムは、今後宇和島と新居浜でも開かれます。

・市立宇和島病院 2月27日(日)午後1時30分~
・別子銅山記念図書館 3月5日(土)午後1時30分~

どちらも参加は無料で事前申し込みは必要ありません。

 

あすは「がんフォーラム」

2011年2月11日 10:14 PM

出張から戻りました。
今朝の京都はこんな感じ。
ファイル 663-1.jpg

その後高松へ移動すると、やはり雪。
25年ぶりの積雪だったそうです。

その雪の中、子宮頚がんを考えるシンポジウムが開かれました。
専門家の講演や私のような体験者の話というのはよくあるパターンです。
しかし今回は、主催者である香川県の担当者のアイディアで、女子高校生とその母親が県民代表ということでステージにあがり、率直に子宮頚がんのことについて疑問などを話しました。

「ワクチン接種は痛いの?」
「友達と一緒にワクチン接種に行ってもいいの?」
「若いお母さんにも伝えなければ」などの質問や意見が出されました。

会場には400人近い参加がありました。
今後、子宮頚がんについて考える機会が増えてくれることを願っています。

そして、地元愛媛では、あすは「愛媛がんフォーラム」が開かれます。
愛媛にがん対策推進条例ができて1年。
本当に患者・家族の痛みに寄り添うがん対策がなされているのか?
どうすればもっとよくなるのか?
県の担当者、県議会議員、医療者、患者・家族とともに考えるフォーラムです。

あす(12日)午後1時30分~ 四国がんセンター研修室
入場は無料でどなたでも参加できます。

ぜひご一緒に考えましょう!

 

鍋焼きうどんの思い出

2011年2月8日 10:39 PM

きょうは、東京築地の国立がん研究センターへ。
あるセミナーの打ち合わせです。

待ち合わせまで時間があったので、19階にあるレストランでコーヒーを飲むことにしました。

東京タワーとスカイツリー両方を見ることができました!
(さすがに病院のレストランで外の様子を撮るのは遠慮しました)

お昼を少し過ぎた時間でしたが、ほぼ満席。
パジャマを着た患者さんの姿もみられました。

思い出したのは、私の入院中のことです。
当時の四国がんセンターには、レストランというよりは食堂と言ったほうがピッタリくるお店がありました。
11年前ですが、そこだけ昭和から時間が止まったままのような雰囲気。

思い出は、鍋焼きうどん。

まだ抗がん剤治療を始める前に食べて、懐かしい味でとても美味しかったのです。
治療の副作用で何も食べられなかったときに、このうどんなら、と思って挑戦しましたが、残念ながら半分も食べられませんでした。

それからは、この食堂の鍋焼きうどんが食べられるかどうかが、回復のバロメーターになりました。

病院移転に伴い「食堂」は姿を消してしまいました。

国立がん研究センターでコーヒーを飲みながら、久しぶりにあの味と、「早く家に帰って自分で料理を作りたい」と願った日々を思い出しました。

 

サロンにて

2011年2月5日 10:58 PM

きょうは、市立宇和島病院でピアサポーター養成セミナーと、患者・家族サロンを開催しました。
セミナーについては、後日詳しくご報告します。

サロンでの出来事について。
ある患者さんが参加されました。
去年秋に告知を受け治療を続けている方です。
ご自分のこれまでの治療経過を元気な声で話してくださっていましたが、途中で「誰か話す相手が欲しかったんですよ。家族には弱いところは見せられなかったから」と言って涙ぐまれました。

ああ、こんな思いを抱えている患者さんが、この病院にどれほどいらっしゃるんだろう。
胸が痛みました。

市立宇和島病院では、こうした患者・家族のためのサロンを定期的に開催することを計画しています。
病院と私たちが協力し、病気と向き合う人が泣ける場所、笑い合える場を提供していければと願っています。

ここでお知らせです。
あす、いよてつ高島屋でがんについて考える市民公開講座が開かれます。
詳しくはhttp://www.shikoku-cc.go.jp/local/seminar/H230206_shiminkouza.pdf
私も患者の立場からお話をさせていただきます。

 

世界対がんデー

2011年2月4日 10:44 PM

岡山出張から戻ってきました。
行きのJRの中では腰が痛くてどうなるものやらと思ったのですが、お風呂と軟膏が効いたのか、帰りは楽に3時間を乗り切ることができました。
やれやれです。
運動不足も原因なんだろうなぁ…。
スポーツジム、いつから行ってないか思い出せないほどです。
トホホ。

さて、きょう2月4日は「世界対がんデー」なんだそうです。
wikipediaによれば

世界対がんデー(World Cancer Day)は、毎年2月4日にがんへの意識向上と予防、検出、治療への取組を促すために、世界100カ国以上の350を超える対がん組織からなるコンソーシアムである国際対がん連合(UICC)が定めた記念日である。がん対策の政治的優先事項としての向上を目指している。

のだそうです。

岡山では一般の方を対象にお話をしてきましたが、例えば「がん診療連携拠点病院」を知っていた方は3会場でゼロ!

日本人の2人に1人が罹患する時代であっても、やはり「他人事」なんですね。
無関係、他人事と思っている方々に情報を伝える難しさを痛感した2日間でした。

 

敵は…

2011年2月3日 9:47 PM

インフルエンザの流行が警戒レベルに達したとか。
タイミングを逸してとうとう予防接種を受けなかった私は戦々恐々の日々です。

が、敵は思わぬところに。
腰、です。

3年ほど前にギックリ腰をして以来、どうもよくないのですが、ここのところの出張が響いたのかまた怪しい雰囲気が漂っています。

ダメダメ。
まだ出張が続きます。
フェルビナク軟膏を手放さず、慎重に慎重に。
きょうは早めに休むことにします。

 

2月です

2011年2月1日 10:16 PM

寒さに背中を丸めているうちに気付けば2月!
そういえば、心なしか太陽の光が少しだけ明るくなってきたような気がします。

さて、今度の日曜日はおれんじの会の例会です。
今月は交流会です。

ここのところ、「初めて参加してみたいんですが…」というお電話が続いています。
病気と向き合っているかた、ご家族どなたでも、会の趣旨をご理解いただける方であれば歓迎いたします。

初めて参加するときは勇気が要りますね。
私も10年前に、初めてある患者会に参加したときは妙に肩に力が入ってしまいました。
事務局長をしているOさんは、「患者会って言ってるけど行ったら壺か何かを売りつけられるんじゃないか」と心配したそうです。
いまとなっては笑い話ですが…。

できるだけ、不安と戸惑いに寄り添えるように心がけています。
みんな、同じようなしんどさを経験した人たちばかりです。
あまり心配せずにお越しください。

例会では、愛する家族を見送った経験者の集まり「ピアルーム」も同時に開催します。
泣き言も愚痴も後悔も、何を言っても大丈夫。
「泣いてちゃダメよ」とは誰も言いません。
こちらも、初めての方もどうぞご参加ください。

場所など詳しくはトップページの活動予定をご覧ください。
お待ちしています。

 

 
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