愛媛で進む在宅緩和ケア
2016年3月2日 11:15 AM
3月に入った途端に気温が下がり、今朝も布団を出るのが辛いほどでした。
でも日中の日差しは日増しに力強くなってきているようです。
さて、次の日曜 3月6日に在宅緩和ケアについて考える市民公開講座が開催されます。
特別講演は金子稚子さん。
2012年に41歳で亡くなった流通ジャーナリスト 金子哲雄さんの妻です。
金子さんは、病気と向き合いながら最後まで自分らしくあることを大事にし
自宅で稚子さんのサポートを受けながら仕事も続け
葬儀や墓地、自分がいなくなった後の妻の生活も準備を成し遂げ旅立ったそうです。
妻から見た在宅緩和ケアのお話です。
前半には、愛媛県内で進んでいる在宅緩和ケアモデル事業の報告があります。
今治、松山、大洲、八幡浜の各地域で
地域性に合わせた取り組みが行われ、それぞれで成果があがっています。
どのような取り組みが行われているのか、
わたしたち患者家族は、在宅での療養を願うときにどう利用すればいいのかを学ぶ
貴重な機会です。
3月6日(日)午後1時~ 松山全日空ホテル南館
参加は無料で、事前の申し込みも必要ありません。
詳しくは、トップページのチラシをご覧ください。
八幡浜での初サロン
2016年2月28日 9:21 PM

最高気温が16℃を超え、春を感じる一日でした。
きょうは、愛媛県の南部 八幡浜市で初めての「出張サロン」を開催しました。
八幡浜医師会のご協力と、地元の医療関係者の方がボランティアでお手伝いくださり
実現に漕ぎ着けました。
大切な人を見送った方のためのサロンを開催。
7人の方が参加してくださいました。
町なかサロンでも、ご遺族のためのサロンを定期的に開催しています。
涙が溢れて止まらない方。
他の人の話をじっと聞いている方。
自分なりに気持ちを整えて、やっと笑えるようになった方。
参加した方の数だけ、喪失感や後悔、悲しみがあります。
涙が溢れる方の背中に、隣に座った方がそっと手を置いたり
一緒に涙を流したり、時には笑ったり。
同じ経験をした仲間として
自分だけじゃないと思える場所を、これからも各地で作っていきたいと願っています。
大切な人を見送ったとき
2016年2月18日 7:00 AM
ほぼ1週間、出張に出ていました。
移動の大変さを心配していただきますが
飛行機も新幹線も、ホテル生活も全く苦にならず
旅先での仲間との情報交換や学び、新しい事との出会いは
地元での次の仕事への大きな活力になります。
さて、きょう、町なかサロンでは
「大切な人を見送った方のためのサロン」が開かれます。
おれんじの会が活動を始めた時から大事にしてきた取り組みです。
これまで、おれんじの会の例会や
町なかサロンでの特別企画として継続してきましたが
今月末に、南予地方で初めて開催することになりました。
2月28日(日)午後1時~ 八幡浜市保健センターが会場です。
詳しくはトップページのチラシをご覧ください。
なかなか周囲に話せない悲しみや喪失感など
同じ経験をした人同士だからこそ、わかりあえることもあります。
わたしも、亡き父が最後の入院をしたこの時期は
いまでも、ふと寂しさを感じることがあります。
きょうは、一人の遺族として参加する予定です。
より良い病院サロンを目指して
2016年2月10日 10:55 PM
きょうは、病院でサロンの運営を担当している方々と
わたしたちピアサポーターとの意見交換会でした。

昨年から開催しています。
日頃、サロン開催の前後に事務連絡などで顔をあわせることはあっても
じっくり話をする機会はあまりありません。
そこで、お互いの思いを少しでも理解し合う機会になればと
開催しています。
ピアサポーターから、自分自身の経験と
サロンの意義などについて話をさせていただきました。

病院のサロン担当者からは
「企画の段階から、ピアサポーターから意見を聞かせてほしい」
「周知方法でアイディアは?」などの声を聞かせていただきました。
手探りで病院サロンに関わるようになって、7年が過ぎました。
少しずつ病院との信頼関係を築いてきました。
これからも、医療者とピアサポーター、両方の手で
より良いサロンを育てていけるように努めていこうと思います。
しんどい時の食事について
2016年2月7日 9:22 PM
きょうは2月例会、交流会でした。
寒さのせいもあるのか、参加者は少なかったのですが
会員で、がんを経験している医師が参加してくださったので
かかりつけ医の事や、在宅医療の事などを教えていただきながら
おしゃべりすることができました。
よいサロンでした。
さて、町なかサロンでの特別企画。
次の土曜 13日は食事を取り上げます。
「しんどい時、上手く付き合う食事の話」がテーマで
栄養満点のお手軽レシピを
松山赤十字病院の栄養士の方から教えていただく予定です。
実演もあります!
定員は10人程度で、事前申し込みを受け付けています。
興味のある方は、町なかサロンまで電話(089-997-7638)で
お申込みください。
参加は無料です。
治療中、吐き気があって病院の食事はほとんど取れなかったのですが
突然”鯛焼き”が食べたくなったことがありました。
家族があちこち探して買ってきてくれて、6匹(6個?)を
いっぺんに食べたことを覚えています。
日頃、そんなに甘いものを食べる習慣はなかったのですが
なぜか、あんこたっぷりの鯛焼きだけ食べられたのでした。
いまでも、鯛焼きを見かけると、あの病室の風景を思い出します。
笑えない日も。
2016年2月3日 12:30 AM
日に日に梅の数が増えていきます。
そういえば、ほんの少しだけ日差しの力が増してきたようにも感じます。
季節は明るい方へ向かっているのに
少し気の重いことがあり、笑えない日が続いています。
それを知っている仲間が、さりげなく寄り添うメールを送ってくれました。
それで思い出したこと。
もう10年以上前、まだこの活動を始める前のことです。
友人が、がんの治療をすることになりました。
わたしが経験者と知っていたので、何かと頼ってくれました。
治療がつらく、不安を抱えて
つい涙することが多かった彼女に対して、わたしは
「笑った方がいいのよ。作り笑顔でもいいから!」と
繰り返し励ましたのです。
「そうですよね」と言いながら、ぎこちなく作り笑顔を見せてくれていましたが
それが、どんなにしんどいことだったか。
後にピアサポートについて勉強するようになって
自分がしてきたことの間違いにようやく気付きました。
笑顔になれない日もある。
どうしても涙が止まらなかったり
自分や誰かを責めなければいられない気持ちの時も。
そのすべてを受け止め、励まさず、口先の慰めを口にせず
ただ傍にいること。
自分が患者だったときに、それが一番うれしかったことを
すっかり忘れてしまっていたのです。
「わたしは、あなたのそばにいるよ」
メールの絵文字に込められたあたたかさを感じながら
大事なことを、改めて胸に刻みました。
絵本のチカラ
2016年2月1日 10:39 PM
2月に入りました。
出張で数日家を空けて戻ったら、紅梅が咲き始めていました。
でも、まだ当分寒さは続きそうです。
昨日は、町なかサロンで初の「絵本」を使ってのサロンを開催しました。
絵本セラピスト協会認定 絵本セラピストの福井一恵さんをお招きしました。

6冊の絵本を読んでいただき、そこから感じたことなどを語り合います。
同じ絵本でも、参加者の数だけ感じ方があり
自分とは異なる受け止め方を知って、その本の魅力に気付いたり
考えさせられたり・・・。
参加した方は、ご家族への向き合い方や
治療中にかけられた言葉の思い出なども語り合っていました。
絵本は、決して子どもだけのものではなく
大人も、心をやわらかくして自分のことを振り返ることができると
改めて感じたサロンでした。
スキルス胃がん患者のために
2016年1月26日 5:22 PM
厳しい寒さが続いています。
松山では雪が積もることはありませんでしたが
県の南部ではかなりの積雪になり、その影響で断水している地域もあるそうです。
一日も早く、春の気配を感じたいところです。
「スキルス胃がん」
この病名を聞くと、現在50歳以上の方は
かつての人気アナウンサー 逸見政孝さんを思い出す方もあるでしょう。
胃がんの中でも進行が早く、早期発見が難しいとされています。
そのスキルス胃がんの患者と家族の会が、小冊子を発行しました。

書いたのは、現在スキルス胃がんと向き合っている轟 哲也さんさんと妻の浩美さん。
専門医の監修を受けながら、当事者がまず知っておきたいことについて
科学的根拠のある情報を提供しています。
とても充実した内容です。
スキルス胃がん患者・家族会 希望の会のHPから
ダウンロードできます。
http://npokibounokaihp.wix.com/kibounokai
轟さんご夫妻とは、会議などでご一緒する機会がよくあります。
いかに、情報を持つことが大切かを常に訴えていらっしゃいます。
また全国の仲間との交流も大事に重ねていらっしゃいます。
お二人の思いが、全国のスキルス胃がん患者のみなさんとご家族に
しっかり届くことを願っています。
愛媛県在宅緩和ケア推進協議会
2016年1月16日 6:55 PM
愛媛県では、在宅緩和ケアについて協議する会議が設置されています。
今年度の事業の総括と、来年度の計画について考える会議が
14日に開催されました。

わたしも委員として参加し、患者の立場から意見を申し上げています。
在宅医療を支えるクリニックや訪問看護ステーションは、松山市に偏りがちですが
他の地域でも、その地域の実情に合わせた取り組みを展開させようと
今治、大洲、八幡浜で、在宅緩和ケアモデル事業が行われています。
在宅緩和ケアコーディネーターを軸に
地域の病院、クリニック、訪問看護ステーションや介護ステーション、薬局などが連携し
自宅で過ごす患者や家族を支える取り組みです。
3つの地域が、それぞれの形で取り組み、成果を上げています。
今後、他の地域にも展開していく可能性を探っているところです。
課題は、まだまだ患者、家族の多くが
自宅で訪問医療や介護を受けながら過ごせることを知らないことだと感じています。
家族の元へ戻りたい。
ペットと一緒に過ごしたい。
小さいころから遊んだ海を眺めたい。
そんな願いを叶えられるよう、取り組みが進んでいます。
そのことを患者、家族が知り、実現してこそ意味がある取り組みです。
一般の方に知っていただくセミナーが、3月6日に開催されます。
午後1時から、松山市の全日空ホテルが会場で、どなたでも参加できます。
トップページにチラシを掲載していますので詳しくは、そちらをご覧ください。
インフルエンザに備える
2016年1月13日 10:36 AM
松山では冷たい風が吹いています。
遅れてやってきた冬本番という感じです。
昨日のニュースで、インフルエンザが流行し始めたと伝えられていました。
注意が必要です。
国立がん研究センター がん対策情報センターのHPに
「患者さんのためインフルエンザQ&A」が掲載されています。
http://ganjoho.jp/public/support/infection/infulenza.html
わたしは、暖冬ですっかり油断していて
年が明けてから慌てて予防接種に行きました。
抗体ができるまで2週間程度かかるそうですから、ギリギリ間に合ったかなという感じです。
うがい、手洗いなど基本的なことも大切に
なんとか乗り切りたいと思います!

