情報の取り方~治療法を選ぶとき~
2015年1月5日 9:10 PM
きょうから仕事始め。
松山はあたたかな日差しに恵まれ、気分よくスタートできました。
さて、おれんじの会としての最初の取り組みは勉強会です。
次の日曜、11日に開催します。
テーマは『情報の取り方~がんの治療法を選ぶとき~』
町なかサロンでお話を聞かせていただいていると
多くの方が、あふれるほどの情報の中でとても戸惑っていることを実感します。
インターネットで調べた情報を大量にプリントアウトし持って来られる方もあり
その中には、どう見ても胡散臭い情報が紛れ込んでいることも少なくありません。
がん治療に関する情報が増えたのはいいことなのですが
自分に必要な情報を取捨選択するのは、実はとても大変な事です。
わたしもそうでした。
そこで、今回の勉強会では情報の見極め方について学びます。
講師は愛媛新聞は論説委員の早瀬昌美さんです。
早瀬さんは、長年がん医療に関する取材を続け
2010年には、第29回「ファイザー医学記事賞」優秀賞を受賞しています。
「科学的根拠」とは何か?
「標準治療」とは何か?
自分に必要な情報をどう見極め、どう選ぶのか?などについて
わかりやすくお話していただきます。
1月11日(日)午後1時30分~ 愛媛県総合保健協会9階会議室
参加費は500円で、事前申し込みの必要はありません。
ご参加をお待ちしています。
お正月に思うこと
2015年1月2日 11:14 AM
あけましておめでとうございます。
1月2日、松山は曇り空、予報では午後から雪になるそうです。
12月後半にインフルエンザで体調を崩した余波で(言い訳?)
いろいろな事が積み残しになったまま年越しをしてしまいました…。
きょうの箱根駅伝で、ようやく新年を迎えた気分です。
さきほど、仲間の一人が箱根駅伝観戦をツイートしていました。
20代半ばでリンパ腫治療のため入院していた時にテレビ観戦し
襷をつなぐ姿に勇気づけられ、以来ずっと観戦を続けているというコメントでした。
滅多に個人的な事をツイートすることがない人だけに
その思いの強さを感じました。
このお正月を病院で過ごしている方、自宅や施設で病気に向き合っている方
また、病気の家族を介護している方がいることを思います。
わたしも、25年前のお正月は自然気胸の手術後で入院中でした。
初詣の人の中を病院に通ってくれた母親の事を思うと、今更ながら胸が痛みます。
病気の治療そのものは医療者の手に委ねるしかありませんが
周辺の辛さ -医療者とのコミュニケーションや仕事の問題、孤独感や不安などー に対しては
わたしたち患者・家族経験者にも出来ることがあるはずと思い
この活動を続けています。
一つでも、少しでもいい方向へ。
仲間と一緒に今年も進んでいきたいと思います。