NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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痛みを伝える、聴き取る

2014年11月9日 9:07 AM

青森へ行ってきました。

青森県立中央病院の的場元弘先生にお声掛けいただき、

がん患者の痛みについて考える講演会でお話をさせていただきました。

 

講演会全体のテーマは

『がんの痛みでできないことや困っていることはありませんか?』

 

青森県立中央病院では、的場先生が中心となって

がん患者の痛みを医療者が徹底して聞き取る取り組みを実践しています。

その際に

「どうですか?痛くないですか?」ではなく

「できないことは何ですか?困っていることはありませんか?」と問い掛けています。

 

医療者への遠慮があったり、うまく表現できない患者でも

できないことや困っていることは言いやすいという考えに基づくものです。

すべての医療者が同じ方式で問い掛けるシステムが取り入れられ

痛みがあるとわかった場合には適切に治療が施され

結果として、痛みが確実に緩和されるようになったそうです。

 

がん患者の痛みへどうアプローチするか、さまざまな取り組みがなされています。

このような研究が一層進むことを願っています。

お世話になった青森県立中央病院のみなさま、ありがとうございました。

 

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公衆衛生学会

2014年11月7日 8:59 PM

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栃木県宇都宮市で開かれている「公衆衛生学会総会」に参加してきました。

 

がん患者の就労支援をテーマにしたシンポジウムで、愛媛での取り組みを紹介させていただきました。

そのシンポジウムで、行政の取り組みとして紹介されたのが広島県。

以前からがん対策に熱心なのは知っていましたが、就労支援にもここまで取り組んでいるとは知りませんでした。

 

「経営者の皆様だからこそできること」と題する小冊子は

企業として、従業員ががんになったときの支援の重要性や効果が盛り込まれています。

 

また、県内の企業を巻き込んでの「Teamがん対策ひろしま」の取り組みも目を引きました。

 

これらの情報は、県のHPに掲載されています。

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/cancer/

 

システムなどハードの充実もさることながら

がん対策を担当している県庁マンの熱心さに圧倒されました。

「人とのご縁に恵まれたからできているんですよ」と謙遜されていましたが

この熱心さが人を呼び、企業を巻き込み、がん対策を前へ推し進めていることを感じました。

 

よい刺激をいただいて、さぁ、瀬戸内海を挟んで対岸で頑張らなければ!!!

 

リレーフォーライフ

2014年11月6日 10:19 AM

11月1日~2日 『リレー・フォ・ー・ライフ・ジャパン2014えひめ』を開催しました。

サバイバーメッセージで開幕

 

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5回目の今年は、事前申し込みが過去最多の42チーム、2,000人に達しました。

初参加のチームも多く、それぞれが準備を重ねてきたのに…

開始から3時間ほどで雨が降り始めました。

急遽、ルミナリエバッグを一旦撤収し、破れたものは補修し、ビニールをかけてスタンバイ。

思いが通じて、ルミナリエセレモニーは予定通り行うことができました。

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疲れがピークに達する明け方、再び強い雨が会場を覆います。

6時30分、なんとか雨はやんでラジオ体操をすることができましたが

足元にはたくさんの水たまり。

 

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夜間はウォークを中断して引き上げていたチームも戻ってきてくださって

2日目の会場は賑わってきました。

そこへ、塩崎厚生労働大臣も駆けつけてくださいました。

 

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クロージングを迎えるころには、雲も切れてきました。

 

 

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今年のテーマ 「笑~えがお~」のとおりに、たくさんの笑顔で無事終了することができました!

 

しかし、まだ続きが…。

会場の整備です。

若いボランティアの力を借り夕方までかかって元通りに整えて、本当に終了。

今年も80人近いボランティアに支えられたリレーでした。

 

参加くださったみなさま、後援や協賛などご支援くださったみなさま

本当にありがとうございました!!!

 

 

 

 

 

ピアサポート研修

2014年10月19日 10:05 PM

鹿児島駅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿児島中央駅です。

昨日は、鹿児島へ行っていました。

がん患者さんのためのサロンでのピアサポートについての研修会で

愛媛の取り組みを紹介する機会をいただきました。

 

鹿児島研修

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すでにサロンでの進行役に取り組んでいる人、

これから活動を始めようとする人など11人の参加。

中には秋田(!)や宮崎からの参加者もありました。

 

サロンに参加した人が話しやすい雰囲気にするにはどんな工夫が必要か?

広く知ってもらうには、どんな広報の仕方が効果的か?

サロン開設のためにまず一歩踏み出すにはどうすればいいか?

そんな意見交換を進めながら、あっという間の2時間でした。

 

今回の研修を開催したNPO法人がんサポートかごしまのみなさん、お世話になりました。

理事長の三好綾さんのお人柄もあって

鹿児島のサロンはあたたかな雰囲気に包まれています。

仲間を増やして、ますますよいサポートができることを確信しました。

 

鹿児島で学んだことを、愛媛での取り組みにも生かしていきたいと思います。

 

 

 

セミナーのご案内です

2014年10月17日 10:07 AM

あす18日(土)、肝臓がんと向き合っている女子大生の講演があります。

http://www.jaifa.or.jp/shikoku/event/2389.html

 

午後1時~ 砥部町文化会館。

入場は無料です。

 

リレーフォーライフえひめをご紹介する機会もいただいています。

 

 

 

リレーフォーライフ 高知から愛媛へ

2014年10月13日 1:07 PM

台風が近付いています。

それほど強い雨ではありませんが、これから夜にかけてひどくなる予報で心配です。

 

一昨日から昨日にかけて、高知のリレーフォーライフに参加してきました。

高知 ルミナリエ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めてリレーに参加したのが、6年前の高知でしたから

思い出の会場で感慨深いものがありました。

GISTERS、キュアサルコーマなど他の患者団体とも交流でき、楽しい時間を過ごせました。

 

全国40か所あまりで開かれるリレーフォーライフ。

愛媛での開催は11月1日~2日です。

本番まで3週間。準備は追い込みです。

参加チームへの事前説明会を開催し、わたしたちのリレーへの思いをお伝えしました。

リレー会議

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は初参加を含め、これまでで最多の40チームが参加してくださいます。

 

個人での当日参加も大歓迎!

短い時間でも気軽にご参加ください。

11月1日正午~2日正午 松山市城山公園

ステージイベントや、飲食ブースなど楽しめる企画もあります。

 

今年のテーマは「笑(えがお)」

Tシャツはピンクで作りました。

これを着て、一緒に歩きましょう~!

 

リレーTシャツ

 

緩和医療薬学会@松山 開催

2014年10月2日 9:05 PM

夜になると肌寒さを感じるほどなのに、まだ蚊が!

今夜も足を刺されました…。

 

いよいよ、あすから『緩和医療薬学会年会』が松山市で開催されます。

大会長は愛媛大学医学部附属病院の荒木博陽教授です。

http://www.convention-w.jp/kanwa/index.html

 

初日のあすは、市民公開講座。

わたしたちおれんじの会が企画・運営をさせていただきます。

 

患者はどうすれば「痛い」をうまく伝えられるのか?

医療者はどうすれば汲み取れるのか?

このテーマで、医師、看護師、薬剤師、そして患者の家族がそれぞれの立場から発表します。

 

また、広く募集していた「がんと向き合うこころの五七五」の

優秀句発表と表彰も行います。

 

学会のプログラムの中で唯一、一般の方が参加できるプログラムです。

参加は無料ですので、ぜひお越しください。

(チラシをトップページに掲載しています)

 

4日と5日は学会年会本番で、多くの研究成果が報告されます。

わたしも、4日の特別企画で『がん患者が語る痛み』というテーマで発表します。

おれんじの会会員の患者さんとご家族へのインタビューDVDも交えながら

日ごろ、医療者になかなか伝えられていない本音をご紹介し

もう一歩確実な緩和ケアの実現のために、

医療者と当事者ができることについてお話させていただきます。

 

今回の学会で、痛みの緩和のための取り組みが一歩前進することを期待しています。

 

 

北見市で在宅医療を考える

2014年9月23日 10:16 PM

北見 看板

 

 

 

 

 

 

 

 

きょうは北海道北見市の「在宅医療市民講座」でお話をさせていただきました。

400人収容の会場がほぼ満席。

わたし自身の経験と、在宅での療養を選択した仲間の事を紹介しました。

 

自分らしく生き抜くために

1.自分にとって大事なことを考える

2.大事なことを、家族など支えてくれる人に伝える

3.大事なことを理解し、支えてくれる医療者を見つける

こんなお話をさせていただきました。

 

北見 演者

 

ご一緒させていただいた北見赤十字病院 後明郁夫先生、北見市医師会 今野敦先生

在宅医療に取り組んでいる本間英志先生、訪問看護師の渋谷順子さん

そして北見保健所 岡崎弘行所長はじめ職員のみなさま、お世話になりました。

 

空港までの道路沿いでは、ちょうどタマネギが収穫の時期を迎えていました。

で、女満別空港でいただいたのは北海道カレー。

北海道カレー

 

タマネギもジャガイモもごろごろ。

 

この豊かな恵みをもたらす大地は、もうじき冬を迎えます。

在宅医療に かかわる方たちは、吹雪の中を訪問に出かけるそうです。

厳しい環境で、どう在宅医療を支えていくのか。

難しい課題の一端を考えさせられた日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下半期に向けて

2014年9月21日 9:10 PM

松山でも朝晩は肌寒さを感じるようになり、彼岸花を見かける季節になりました。

 

今年度の下半期に向けて慌ただしさが増しています。

今週末にはPCAPS研究会、来週は緩和医療薬学会、

翌週は愛媛大学医学部での合同講義、就労に関する班会議…

毎年のことながら9月から年末にかけてはバタバタで過ぎていきます。

 

そのバタバタの最中に誕生日を迎えます。

あす9月22日、49回目の誕生日です!

 

今年は、すでに幼馴染の家族からサプライズでお祝いをしてもらいました。

何十年かぶりのバースデイケーキには、もちろん歳の数のローソクは乗りませんでしたが(苦笑)

 

病気がみつかった33歳のとき

「40歳まで生きられたら」と願ったものでしたが、それをはるかに超えてしまいました。

 

生かされていることに感謝し、与えらえた事に誠実に取り組んでいこうと思います。

 

49歳になって最初の仕事は、北海道北見市での講演です。

北見赤十字病院の後明郁男先生にお声掛けいただき、「病 と共にいきる」というテーマでお話させていただきます。

9月23日(祝)午後1時~ 北見芸術文化ホール

 

北見のみなさまにお目にかかることを楽しみにしています。

 

 

 

 

 

FMシアター ママはがんなの

2014年9月5日 10:20 PM

なかなか更新できないうちに、いつの間にか9月になってしまいました。

夜になると庭から虫の音が盛んに聞こえてきます。

 

きょうは番組のご案内です。

NHKFMラジオ 『FMシアター』で「ママはがんなの」が放送されます。

9月6日(土)午後10時~10時50分

http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2014029.html

 

制作したディレクターは、これまでにも町なかサロンをはじめ

がんに関する問題を多く取材してくれた方です。

 

多くの患者さんやご家族、医療者に誠実に取材していたディレクターが

どのようなドラマを描いたのか、しっかり聞きたいと思います。

 

 

 

 
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