NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

ブログ

情報は命綱

2019年4月17日 9:57 AM

 

 

 

 

 

 

 

 

患者・家族を含む国民に

どうやって情報を届けるかというテーマでの研究事業に

一昨年から関わらせていただいています。

今年度第1回の班会議が昨日開催されました。

 

「患者にとって情報は命綱」

10年前、1人の患者のこの発言がキッカケとなり

国立がん研究センター がん対策情報センターが開設され

がん情報サービスのサイトの運用が始まりました。

https://ganjoho.jp/public/index.

 

科学的根拠のある情報を伝えること。

医学的知識がなくても理解できる表現であること。

常に最新の情報であること。

 

これらは、わたしたち患者・家族にとって

欠くことのできない重要なポイントです。

しかし、日々進歩するがん情報について

このポイントを守りながら、継続して発信し続けることは

実は容易なことではありません。

 

「情報は命綱」

この言葉の重さを忘れずに、患者・家族にとって何が大切なのかを

訴えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

医療の道を志す人へ

2019年4月12日 9:22 PM

新緑の季節がやってきました。

あちこちで、きらきらと輝くような緑色を見かけます。

 

人間の世界も、新しいことが始まる季節。

毎年4月に、愛媛県立医療技術大学の臨床検査学科で

4年生になった学生の講義を1コマ担当させていただいています。

今年は、9日に担当してきました。

 

臨床検査技師の中には

直接患者と接する仕事に就く人もあり

患者・家族の声を聴いて学んでほしいという要望を受けて

担当するようになりました。

 

グループワークでは、

検査室で自分が担当する患者とのやり取りについて

「何を、どう伝えるのか?」を考えてもらいます。

 

検査の必要性や、今後の見通しなどについて説明することに一生懸命になり

患者の不安や、しんどさが置き去りにならないように。

 

伝えたことが、心のどこかに引っかかって

いつか、臨床の現場で思い返してくれることを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

4月9日に思うこと

2019年4月9日 10:24 PM

桜の木の下を通る時、舞い散る花びらに囲まれました。

まさに、桜吹雪。

長く楽しめた今年の桜も、いよいよ見納めのようです。

 

さて、きょう4月9日に思うこと。

 

4月9日は数字の語呂合わせで「子宮の日」だそうです。

子宮頸がんに関する啓発活動なども行われたようです。

 

若い女性に多い病気でありながら、なかなか関心を持ってもらえない。

何とかしてキッカケを作って情報を伝えたい、検診を受けてほしい。

この考え方には、子宮頸がん患者として賛同します。

 

でも、違和感が拭えない。

 

病気のために失った子宮。

それは臓器を一つ失くすだけではなく、子どもを持つ機能を失うということ。

治療終了から長い年月が経っても、重荷としてわたしの中に居座り続けています。

それを語呂合わせで用いられることの違和感。

まして4と9は、良い意味合いとして受け取れない人も多い数字です。

 

繰り返しますが、がんの早期発見に関する啓発は大事です。

しかし、その啓発する社会には、

先に病気を経験して痛みを抱えた当事者がいることを忘れてはならないと思うのです。

 

第132回例会 開催

2019年4月7日 9:11 PM

きょうは、おれんじの会第132回例会でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

がん専門病院からのメッセージと題して

四国がんセンターの取り組みについて学びました。

講師は、寺本典弘先生と橋根勝義先生。

 

寺本先生からは、2つの情報提供についてお話いただきました。

●がんサポートサイトえひめ 

https://e-cip.jp/

 …愛媛県のがん情報提供を目的に作成されたサイトです。

  がん登録のデータを中心に

  科学的根拠のある情報を提供しています。

 

●書籍「がん専門病院からのメッセージ」 

http://www.shikoku-cc.go.jp/hospital/guide/post-88.html

 …四国がんセンターが作成した書籍です。

   診断や治療の難しいがんへの対応や、最新の研究

   患者・家族への支援などについて紹介されています。

 

橋根勝義先生からは、ゲノム医療や家族性腫瘍、臨床研究など

具体的な取り組みをご紹介いただきました。

 

次回例会は、5月12日(日)13:30~

町なかサロンで交流会を開催予定です。

 

がん専門病院からのメッセージ

2019年4月3日 5:46 PM

4月3日、ひと月遅れの雛祭り。

おだやかな晴れの一日でした。

 

さて、次の日曜  7日は、おれんじの会第132回例会です。

『がん専門病院からのメッセージ』というテーマでの講演会です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四国で唯一のがん専門病院である四国がんセンターは

国から「愛媛県がん診療連携拠点病院」に指定され

愛媛県内のがん診療の質の向上を進める務めを担っています。

 

診断や治療が難しいがんへの対応や

臨床研究の実施、家族性腫瘍の診断とサポートなど医療に加え

患者・家族への支援などに取り組んでいます。

 

知っているようで知らない「がん専門病院」の取り組みについて

一緒に学びます。

 

4月7日(日)13:30~15:00

愛媛県総合保健協会 9階会議室です。

一般の方は参加費として500円が必要です。

事前申し込みの必要はありませんので、お気軽にご参加ください!

 

桜咲く

2019年3月31日 7:36 PM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

堀之内公園の桜。

場所によっては満開になっている木もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四国がんセンターが、まだ堀之内公園の中にあった頃。

子宮頸がんの治療を受けました。

病院の建物1階の受付フロアに大きな窓があり

正面に大きな桜の木がありました。

 

春になって、その花を見るたびに

「これが見納めかも…」と思ったことでした。

だからこそ、その瞬間がこのうえなく大切なものでした。

 

今年も桜が見られたことに、心から感謝。

 

 

 

 

 

ウイッグを楽しむ!

2019年3月28日 10:27 AM

松山は春本番のあたたかさです。

桜の開花も一気に進みそうです。

 

春は、何かと気の張るお出かけの機会が増えますね。

卒業式や入学式、結婚式も多い季節。

 

治療の副作用で外見が変わっている場合、

そういう場に行くのが、ちょっと気になる方もいらっしゃるかもしれません。

 

町なかサロン「乳がん患者さんのためのサロン」では

ウイッグを楽しむための工夫を

美容師さんと一緒に考える特別サロンを開催します。

 

3月30日(土)13時~15時

乳がん患者・経験者を対象とさせていただきます。

参加は無料、事前の申し込みは不要です。

日頃お使いのウイッグや髪飾りなどをお持ちになって

相談することもできます。

 

他の部位の方や、ご友人、ご家族などで

ウイッグについてご相談したいという場合は

個別の対応も受け付けますので、お気軽にご相談ください。

町なかサロン:089-997-7638(平日10時~16時)

 

町なか句会、あす(3月24日)開催します

2019年3月23日 2:26 PM

 

 

 

 

 

 

 

 

白木蓮が咲きました!

今年は、天候の加減でつぼみの状態を長く楽しめましたが

咲いたらあっという間。

風に、花びらが舞い始めました。

 

さて、町なかサロンで定期開催している『町なか句会』

あす(24日)13時~15時 開催します。

 

俳句を詠んだことのない方でも、もちろんご参加いただけます!

ご自分の気持ちや思い出などを、堅苦しく考えずに

五七五に託してみませんか?

他の方のお話を聞いているだけでも構いません。

 

ご参加をお待ちしています!

 

松山市市民活動推進事業表彰!

2019年3月20日 5:51 PM

きょうは、ぽかぽかと暖かな一日でした。

屋外に停めていた車の中は温度が上がり

今年初めてクーラーを入れるほどでした。

 

さて、おれんじの会が活動を始めて10年。

このほど、松山市から

「松山市市民活動推進事業表彰」を受けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この表彰を機に、わたしたちの取り組みが知られて

仲間を求めている方に繋がれば、それが何よりだと思っています。

 

これからも、わたしたちだからこそ果たすべき役割は何かを考え

会員みんなで一緒に一歩一歩歩いていきたいと思います。

 

 

 

春の日差しに思うこと

2019年3月13日 10:18 PM

風には冷たさが残るものの

日差しの強さに、確実に春を実感するようになりました。

 

昔、母親が「木の芽時は体調に気を付けなさい」と言っていました。

気を付けていたつもりが

ひどい風邪を引いてしまい、昨日は一日ダウンしていました。

 

体調を崩すと、気力も萎えます。

いいことを考えられなくなります。

 

「木の芽時」の明るさについていけないしんどさを

母は抱えていただのではないかと、今頃になって思い至ります。

 

この、春の明るさを感じる時こそ

静かに、じ~っとしていられる木陰が必要な人がいるかもしれないということを

忘れてはならないと思っています。

 

 
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