大学病院でのコンサート
2009年11月27日 9:45 PM
スーパーで正月飾りを見かけました。
確かに、今年も残り1ヶ月と少し。
実感がないのは、この暖かさのせいでしょうか。
さて、愛媛大学附属病院でコンサートが開かれます。
12月8日(火)午後6時30分~ 病院1階レストランが会場です。
荒川和子さんのステージです。
荒川さんの歌声を、いつものすいぎゅうさんが情報提供してくださいました。
http://www.youtube.com/watch?v=rFAmOr-QVrA
しっとりとした歌声ですね。
参加は無料で、事前申し込みは必要ありません。
もちろん、大学病院の患者さんでなくても参加できます。
このコンサートは、大学病院で開催しているがん患者と家族のためのサロン「あいほっと」を広く知ってもらうために開かれるものです。
企画は、サロンにも積極的に関わってくださっている薬師神先生が練ってくださいました。
コンサートのタイトルは「今夜は病気をお休みして荒川和子を聴きませんか」
短い時間ですが、その間だけでも病気の事を忘れられるといいですね。
なかま
2009年11月25日 8:26 PM
あたたかな一日でした。
寒がりの私でも、今夜はまだ暖房が要りません。
あすも晴れてあたたかいそうです。
天気予報で「掃除と洗濯に最適です」とのコメント。大掃除のスタートにピッタリということですね。
母が元気だった頃は、一年を通して窓ガラスが汚れていたことなどありませんでした。この汚れ具合を見たら悲しむだろうなぁ…。
きょうは、おれんじの会の例会案内の発送作業をしました。
松山市内に住んでいる会員3人にお手伝いをお願いしました。
手術のこと、医師や看護師とのコミュニケーションのことなどをおしゃべりしながら、1時間半ほどの作業で140人分の案内を仕上げました。
こういう時間はなかなか楽しいものです。
そんなわけで大変遅くなりましたが、県内にお住いの会員の皆さんには明後日には案内が届きますのでお楽しみに。
12月例会は6日(日)に開催です。年に一度、会員限定の交流会です!
子宮頸がん
2009年11月24日 9:26 PM
会員専用掲示板にいつも様々な情報を提供してくださるすいぎゅうさんから、新型インフルエンザワクチンの優先接種について書き込みがありました。
すいぎゅうさんが通っている病院で、あすから接種が始まるそうです。
患者のみなさんも、通院している病院で、自分が優先接種の対象になるのかどうかも含めて相談してみることをお勧めします。
さて、きょうは県立医療技術大学で開かれた特別講演を聞きに行ってきました。
テーマは「子宮頸がんとHPV」
講師は広島の病院の細胞検査士の方でした。
子宮頸がんはHPV=ヒトパピローマウイルスへの感染が原因で発症することがわかっています。
そして、検診でがんになる前に見つけることが出来ます。
逆に早期発見の時期を逃してしまうと子宮摘出という厳しい治療を受けなければならなくなります。
若いときに子宮を摘出するということは、その後の人生の歩み方に大きな影響を与えます。
きょうは70人を超える学生が参加していました。
女子学生は自分の身体のことを、男子学生はガールフレンドの事をしっかり考える機会になってくれることを願っています。
ブラジャーにみる地域格差
2009年11月23日 10:03 PM
世の中は3連休。
でも患者・家族に休みはありません。
きょうは病院へ3人の方を訪ねてきました。
そのうちのお一人は、6日前に乳がんの手術を受けたAさんです。
退院を前に、ブラジャーの試着中でした。
全摘をしたので、それなりのものが必要になってくるわけです。
看護師さんが試着に立ち会い、選ぶ際の注意点などを説明してくださっていました。
でも、残念ながら病院にサンプルで置いてあるものは数点だけ。
いろいろと比べて、自分の体や好みに合わせて選ぶ、ということはできません。
Aさんは、なかなかピッタリくるものがなく少し考えてみることになりました。
女性にとって、下着選びは楽しみの一つです。
病気を理由に、その楽しみを奪われてはいけません。
アメリカの病院では、院内にがん患者のための下着を扱うコーナーがあると聞いたことがあります。
日本でも東京や大阪などの都市部であればそういう専門のショップがありますが、松山では残念ながら院内で数点のものを試着するしかないのが現状です。
こんなところにも地域格差があるわけです。
取り組まなければならない課題をまた一つ見つけました!
身体からの信号
2009年11月22日 7:46 PM
いきなり尾籠な話ですみません。
今朝5時過ぎ、吐き気と腹痛で目が覚めました。
トイレへ駆け込んだものの出るものはなく、でもだんだんと痛みはひどくなり冷や汗が出てきます。
何とかリビングまで戻り、座り込んで考えました。
疲れがたまってるしなぁ。
今年は胃カメラの検査を延ばし延ばしにしてるんだけど、まさか…。
いや昨夜の外食がいけなかったのかも。
そういえば、昨日は一日忙しく水分が十分に取れていなかったことを思い出し、何とか二口、三口の水を飲みました。すると少し楽になりベッドまで戻ることができました。
そしていつの間にか眠ってしまい、目が覚めたときにはケロッと治っていました。
脱水症状だったのかもしれません。
冷たい雨が続いた一日。
どこへも出かけず、PCで出来る仕事だけして身体を休めました。
水分と栄養と休養。
自分の体からの信号には従わなければいけませんね。
ピアサポーター養成セミナー開講
2009年11月21日 10:13 PM
ピアサポーター養成セミナー第1回を今治市で開催しました。
これは、愛媛県のがん対策事業の一つで、おれんじの会が委託を受けて実施させていただくものです。
県内4会場で開催するうちの第1回が、きょうの済生会今治病院での開催でした。
「ピア」とは仲間という意味があります。
仲間が仲間を支える。つまり、先にがんを経験した人が後に続く患者・家族を支える仕組みが「ピアサポート」です。
ピアサポーターとして実績を積んでいる方の体験談を聞くことで、ピアサポーターとはどういうものかを知り、その後でサポーターに必要なコミュニケーション技術の基礎を学びました。
25人ほどの参加者の方々は2時間半、とても熱心に取り組んでくださいました。
最後には、今治地域でがん患者・家族を支える仕組み作りに何が必要かということを話し合いました。
この中で、多くの島を抱える今治地域なので島々それぞれに交流の場が出来れば、というような地元の方しかわからない事情を指摘されました。
あすからすぐに取り組めることを具体的に決めることは出来ませんでしたが、今後何かの形で活動したいと希望する方が何人か手を挙げてくださいました。
この一歩が、次の一歩に繋がるよう行政や医療機関とも話し合っていきたいと思います。
なんでもそうですが、初めての事はとても神経を使います。
ちょっと疲れました…。
おやすみなさい。
薬剤師の仕事
2009年11月20日 11:18 PM
今夜は、病院薬剤師会の研究会でお話をさせていただきました。
病院で働いている薬剤師を中心に100人ほどの方が参加なさっていました。
私個人の経験、おれんじの会の活動、緩和ケアに関するアンケート結果などについてお話してきました。
この研究会で患者の声を聞くのは初めての試みだそうです。
私の話の内容の良し悪しは別として、このような機会を設けていただいたことに感謝しています。
10年前、私が入院していたころには病棟に薬剤師が訪ねてくることはありませんでした。
薬の説明は主治医と看護師から聞いただけで、それは十分といえるものではありませんでした。
現在は、多くの病院で薬剤師がベッドサイドを訪れ薬についての説明や相談に応じてくれるそうです。
外来で治療をしている患者からは、院外の調剤薬局の薬剤師にいろいろな話を聞いてもらうことで救われている、という話をよく聞きます。
患者・家族にとって、以前と比べると身近な存在になってきた薬剤師ですが、特に病院で働く薬剤師がどんな仕事をしているのかを、私たち患者・家族はあまり知りません。
例えば点滴で投与される抗がん剤の調剤が、どんな場所でどんな手順で行われているのか?どんな注意が払われているのか?
いつか、勉強会で取り上げてみたいテーマです。
またひとつ、医療者と患者とをつなぐ道筋が増えました。
国民のみなさまの声募集
2009年11月19日 5:28 PM
「仕分け人」という言葉が飛び交っています。
あの仕分けにより、来年度計画されていた女性の健康支援事業が廃止になってしまいました。
子宮頸がんの啓発活動について提案させていただいていたので残念ですが、これで挫けず、地域の実情に合わせ、自分たちの身の丈に合った対策を考えていかなければなりません。
さて、厚生労働省では「国民のみなさまの声募集」を行っています。
http://www.mhlw.go.jp/iken/bosyu_voice.html
厚生労働行政について広く意見を求めるものです。
こういう機会に意見を述べるのも、がん患者・家族の置かれている環境を改善するための一歩ではないでしょうか?
時間
2009年11月18日 11:30 PM
きょうは東京でドラッグラグに関する勉強会がありました。
参加するつもりでいたのですが、断念。
どう考えても一日松山を離れる余裕がないのです。
勉強したかったな…。
気がつけば間もなく日付が変わります。
勉強会を諦めて作りだした時間なのに、あっという間に過ぎてしまいました。
何をしているんだろう?
ちょっと悲しくなる夜です。
涙
2009年11月17日 10:22 PM
数週間前からご相談いただいていた乳がんの患者さんが、あす手術を受けます。
主治医からの情報提供が全く不足している中で治療法の選択を迫られ、更に事務手続きのミスが重なりました。そのたびに傷付きながら、それでも常に冷静で、厳しい状況でも前向きにいい部分を見るように努めてきた方です。
でも、きょう病院でお話を伺っていると、すーっと涙が…。
納得のいく説明が受けられないもどかしさや悔しさ、これからの不安が溢れ出たのです。
医療現場がいかに忙しく、医療者が自らの身を削るようにして仕事をしているのは理解します。
でも、どうして治療の場である病院で患者がこころを傷つけられ不安の中に置き去りにされるのか?
『がん』という生死に関わる病気に立ち向かうときに、納得いくまで説明を受け一緒に治療法を考えてほしいという患者の願いは、ワガママなのでしょうか?